7月8日（水）13：30より、職場観察でTOTO小倉第一工場様を訪問させていただきました。広く知られている企業だということもあり、事前学習の時点から興味・関心が高まる生徒の様子が印象的でした。
2015/7/8
計画・進捗
7月１日（水）13：00、TOTO小倉第一工場様の職場観察前の事前学習を行いました。TOTO様は環境への貢献につながる企業であることでも知られています。「働く」ことが「自分だけでなく周りの人や周りの環境をも豊かにしていく」、このことを生徒たちが見て感じ学んでほしいという考えから今回依頼させて頂きました。
事前打合せ・事前学習
タブレットを使用してグループになり調べてみると、「トイレだけでなく食器も関係していたんだ！」「トイレにもこんなに種類がある」とそれぞれに驚きの声が挙がっていました。
なかには「日常生活で日々使用するもの、そしてその使いやすさを考え、私たちの生活を支えてきた会社であることに気付いた。また、使う私たちのことを一番考えているということも感じられた。」という気付きを得た生徒もおりました。調べれば調べるほど、その会社の理念や方針に魅了されている生徒が多かったように思います。
当日の様子
7月8日（水）、実際にTOTO第一工場の入口につくと、生徒たちはペンとメモ帳をとりだし準備万端の状態で全員がのぞんでいました。最初に会社の創立までの流れや衛生陶器の変遷など説明をしていただきました。その間も生徒たちの必死にメモを取っている姿がみられました。実際に工場の中に入ると、手作業で行っている様子を見て「機械ではないんだ！」という驚きの声が挙がっていました。
そして職場観察の中での醍醐味、質疑応答タイム。ここで一人ひとり自ら手を挙げて、質問します。「なぜTOTOという名前になったのですか」「TOTOの最終目標は何ですか」「社会にでて仕事をする上で大切なことは何ですか」担当の鶴島様が一つひとつ丁寧に答えてくださいました。なかでも「何事も諦めないこと。そして失敗を恐れずまず動くこと。悩むより動いたほうが得られるものは大きいんですよ。何事にも興味を持つようにしましょう。」最後に生徒たちへむけたこのメッセージを、その場にいた誰もが真剣なまなざしで聞いていました。
事後学習
７月７日15時に事後学習を行いました。
実際に工場の中を見学したことでそれぞれに新鮮な驚きがあったようで、事後シートで作成されたワークも十人十色でした。
心に響いたもの、新しい気付き、自分の将来に活かせそうなこと…生徒一人ひとりが一生懸命タブレットで報告シートを作成します。その表情も楽しそうでした。この事後シートは校内にて掲示、そしてTOTO第一工場様へ後日お渡しします。また、ご講義頂いた鶴島様への感謝のお手紙もみんなで書きました。
所感・振り返り
生徒たちにとって、モノを作る＝機械で全て行うもの、というイメージが強かった分、実際に手作業で行っている場面を目の当たりにして驚きを隠せない生徒もいました。仕事の大変さ、そしてそこで働く仲間全員の協力なしではなしえない工程に、誰もが真剣に目に焼き付けているようでした。
また、質疑応答の中でお話頂いた言葉はどれも生徒たちに響くものであり、貴重な時間を頂けたと心から感じます。人の役に立っていること、社会へ貢献することへの気持ちが大切であること、頭では分かっていても実際に働く現場を見たあとに感じるものは別段大きく、生徒たちの心に深く伝わったように思います。
生徒の声
使わない部品をかためて社内の花壇などに再利用しているなど、環境にもやさしい会社であることを知った。私たちがより便利で豊かな生活が送れるよう製品も開発されていたことに驚いた。お客様が喜んでくれることをイメージして商品を提供すること、そしてその気持ちが大切だと思った。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校（小倉キャンパス） 1～3年次生
男子7名、女子7名