★動画あり★「名古屋めし」のグルメ記事で活躍するフードライターの方が来校!(愛知県・高校生)

フードライターの永谷正樹さんにお越しいただき、しごと講話を実施してもらいました。永谷さんは様々な雑誌でグルメ記事を書き、名古屋に関する書籍も出されています。好きなことを仕事にしていくこと、そして、人生に無駄なことなど何もないことを、生徒たちに語っていただきました。

 

しごと講話:2014/12/2

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計画・進捗

『大名古屋大観光』(株式会社イーストプレス)などの本を出し、雑誌『おとなの週末』の連載などで活躍されているライターの永谷正樹さん。非常に熱い想いを持った方です。名古屋キャンパスの職員と懇意にしていることから、そんな熱い想いを生徒たちに語ってほしいと依頼しました。永谷さんも快く承諾してくださいました。

事前打合せ・事前学習

<事前打合せ>

永谷さんと打ち合わせしたところ、「仕事の話だけに限らず、自分の半生を振り返って話したい。人生そんなに捨てたもんじゃない。楽しいこともいっぱいある。そんなことをメッセージとしておくれたら」と言っていただきました。

<事前学習>

永谷さんについてまとめて小冊子にし、生徒たちに配布しました。

当日の様子

12月2日(火)12時50分より、永谷正樹さんのしごと講話をスタート。パワーポイントを使って、略歴や仕事内容を紹介した後、社会に出てから一般企業に入って飛び込み営業の仕事をされていたことを話しました。辛くて嫌なことも多かったようですが、「石の上にも三年」という言葉の通り、すぐに辞めずに仕事を続けたとお話されました。

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その後、ライターやカメラマンの仕事をフリーですることになってから、あんなに嫌だった飛び込み営業のノウハウを活かして、いろいろな出版社から仕事をもらってきたことを話されました。「ずっと嫌だった飛び込み営業でしたが、その後のライターやカメラマンの仕事で非常に役立っている。人生に無駄なことなんて何もないと実感する」と強調されました。生徒たちも最初は好きなことを仕事にしている人の話だと思って聴き始めたのですが、好きな仕事だからこそ、それを続けていくことのパワーやエネルギーがいることを学んだようです。永谷さんの熱いメッセージに、生徒たちは引き込まれて聴いていました。そして、最後に、「若い生徒の皆さんに言いたい。自分という存在こそが、人生の主人公だ。それを肝に銘じてこれからの人生を生きていってほしい」と言って締め括りました。

永谷さんのしごと講話
永谷さんのしごと講話
永谷さんのしごと講話
永谷さんのしごと講話

事後学習

<事後学習>

講話終了後、ワークシートに意見や感想、質問などを記入しました。そして、グループ学習をし、代表者に発表してもらいました。

 

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<ワークシートの意見・感想>

・「グルメ雑誌のライターは楽な仕事だとは思っていなかったけれど、想像以上に過酷で厳しい部分があることを知った。カレーならカレーで、ずっと店を変えて食べ続けるなんて大変だと思った。実情をそのまま語ってくださり、とても面白い話ばかりだった。実体験による説得力のある話だと感じた。根性のある人だと思った。また、仕事の話より人生論の話が多くて、それはそれで非常に良かった」(2年男子)

・「永谷さんの発言、<自分のために生きる>、<敵に見えるものは自分を磨いてくれる砥石>、<存在するだけでカッコいい>、また、永谷さんは自分の理想です。何か大きな集団の一部でなく、歯車でもなく、個人の実力で勝負している。そして、個人で勝負しているからこそ、むしろたくさんの人と結びつこうとしている。とてもカッコイイ人だと思いました。そんな自分に自信のある方だからこそ、自分の存在も積極的に肯定できる。とても良い時間をもらいました。永谷さんに会えて良かった。非常に感動した」(2年男子)

・「今の自分にとって、とても良い話を聞かせてもらいました。その中でも自分に自信をもって生きると言う話は、とてもネガティブな私にとって、非常に心に響く言葉となりました。これからの人生の選択において、どんな道を選択しても、無駄だと思わないで生きていけたらと思っています」(2年女子)

・「自分のやりたいことに対して、すごく積極的に挑戦している方だと思いました。私も好きなものを見つめて仕事にしていきたいです。しかし、今の私はまだパワー不足だと思います。これから永谷さんのようにパワーをもっと身に着けて、積極的に生きていけたらと思っています」(3年女子)

ワークシート作成
ワークシート作成
グループ代表者の発表
グループ代表者の発表
グループ学習
グループ学習

所感・振り返り

パワーをもって熱く語る永谷さんに、生徒たちは非常に触発されました。熱心に耳を傾け、後で「良かった」と言ってくれる生徒たちがたくさんいました。「こんなことを若い人たちに言いたい」、「ここを大事にして自分は生きてきた」などの永谷さんの想いは生徒たちにも届いたようです。

協力者の声

生徒の皆さんの中には、不登校の経験をしている方もいるとお聞きしました。そういう方たちに、単に仕事の話をするより、自分の半生を通じて思ったこと、感じたことを伝えたいと思いました。「人生、そんなに捨てたもんじゃないよ」と、若い皆さんに伝えたかったです。辛いことや苦しいことが多くても、やはり人生は素晴らしいことがいっぱいある。そんなことを皆さんに知ってもらえたらと思いました。


カメラマン/ライター

永谷 正樹さん


実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス) 2・3年次生

男子13名、女子9名