知的障害者施設でのボランティア体験(愛知県・高校生)

11月12日に知的障害者施設でボランティア体験を行います。施設の利用者の方と一緒に、ダンボールの組立てや袋詰め作業、シール貼りの作業を行います。この日は昼食も一緒に、お見送りや清掃活動まで一日を共に過ごします。

 

ボランティア実施日:2014/11/12

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計画・進捗

学校のある名古屋市東区の社会福祉協議会さんを訪ねました。高校生のボランティア体験を受け入れていただける先の紹介をしてもらいました。事前に受け入れていただくことになった「山吹ワーキングセンター」さんに挨拶に伺って、当日の流れやボランティア体験の内容を打ち合わせしました。参加予定の生徒はサポート部員(ボランティア活動を行う)です。中には、福祉関係の仕事を目指している生徒もいます。一日を共に過ごすことで、より進路に関する目標を明確にしていき、施設で働く職員の方や利用者の方から多くのことを学ぶ機会にしたいと思います。

事前打合せ・事前学習

事前ミーティングにて
事前ミーティングにて

まず、受け入れていただく先がどんな活動をしているのかを学びます。また、利用する方がどのような作業をしていらっしゃるのか、一日をどのように過ごしているのかなどを学びます。障害者の方の就労について支援の仕組みなど、行政サービスについても学びました。


当日の様子

午前中は、ダンボールの組立て、シール貼り、割り箸の袋詰め、布をたたむ、などの作業を一緒に行いました。利用者の方々は馴れた手つきで真剣に取り組んでいらっしゃいました。組み立てる段ボールを運んだ際は重さに驚きました。割り箸の袋詰め作業では、丁寧に作業をされていて、プロ意識を感じました。そして、何よりも皆さん仲が良くて周囲に仲間がいることの心強さを感じました。

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昼食は全員でいただきます。おかずを配膳して、ご飯をよそったり、味噌汁をあたためたり、みんなで進めます。食事はとても美味しくて、生徒たちはお代わりをしていました。

午後からは音楽に合わせた健康体操や清掃活動、利用者の方のお見送りを行いました。健康体操では楽しく体を動かすことができました。一日を有意義に過ごすことができました。

清掃活動①
清掃活動①
利用者の方のお見送り
利用者の方のお見送り
清掃活動②
清掃活動②
職員の方と記念撮影
職員の方と記念撮影

事後学習・成果発表会

校舎の戻ってからは、活動報告を担任の先生に行いました。サポート部は青少年赤十字の会員になり、全員に赤十字の会員バッジが手渡されました。サポート部員たちは、自覚も新たに様々なサポート活動をこれからも行っていく決意表明をしてくれました。来週は、「認知症サポーター養成講座」への参加が予定されています。これからも様々な活動を行いながら、進路について考え、人と人とのかかわりの大切さを学んでいきたいと思います。

所感・振り返り

生徒個々に積極的な姿勢で取り組むことができました。施設職員の方からも一生懸命に携わってくれたことを褒めていただきました。また、キャンパス祭のポスターを片手に、是非来てください、と話をしている生徒たちの姿に、感謝の気持ちを学んでくれたと感じました。サポート部員は今後も「認知症サポーター養成講座」や「幼児安全法短期講習」の参加を予定しており、その知識を活かした活動を積極的に行ってくれるでしょう。生徒の成長を実感できるボランティア体験となりました。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス) サポート部員

男子2名、女子1名