生徒にとって「ビール」はまだ未知の飲料ですが、成人して社会で活躍するようになった時に利用する可能性があります。そこでビールについての理解を深めること、また、働く社会人の姿を見ることを目的とし、アサヒビール茨城工場を訪問しました。当日は麦芽やホップを食べてみたり、工場のラインを見学したりし、生産しているソフトドリンクを試飲させていただきました。
職場観察実施日:2014/7/31
計画・進捗
今回は、将来、生徒が利用する可能性のあるビールについての理解を深めて欲しいという思いから、茨城県守谷市にあるアサヒビール茨城工場を訪問しました。アサヒビールは大手飲料メーカーで、ビールの製造販売だけでなく、ジュースや健康食品、菓子等も扱っています。生徒にもなじみのある商品が多く、興味を持って取り組むことができました。
事前打合せ ・ 事前学習
事前学習では、今回の目的が何なのか、どのような部分に着目してこの貴重な時間を過ごすのかを確認すると同時に、企業の概要をまとめたプリントを使ってアサヒビールに対する理解を深めました。また、事前に質問したいことをまとめました。
当日の様子
7月31日、守谷市ににあるアサヒビール茨城工場を訪問しました。東京ドーム9個分という広大な施設に降り立ち、感嘆の声があがりました。まず企業紹介の映像を工場内のシアターで見て、ビール作りの概要を学びました。その後、実際に工場内を見学しました。機械や社員の方の作業スピードに圧倒されている生徒たちの姿が印象的でした。
「大量生産とはなんたるか」を肌で感じることができたようです。見学では、ビールの原料となる麦芽とホップも食べました。そのまま食すると味はいまいちでしたが、ここから大人気飲料へと変化する驚きを感じることができました。また、環境保全で取り組んでいる、「アサヒの森」の木の一部に触れられたことも生徒の関心を引きました。
そして最後には、お待ちかねの試飲タイムです。未成年なのでアサヒが手がけているソフトドリンクをいただきました。とてもおいしく、またその時間で生徒は、品質に関すること、働く契機、働く業態、給料など多岐にわたる質問をしていました。楽しみながらキャリアを考える一日になりました。
事後学習
事後学習で、当日の感想とお世話になった方へのメッセージの作成を行いました。「たくさんの人が関わってやっと1杯ができるのだと感じました」、「ビンのラベル貼りのスピードが速くてびっくりしました」、「たくさんの検査を通じて、その中の最高傑作だけを商品にしているってすごいことだと思いました。」など、驚きの声がたくさん聞かれました。工場で働くことはすごいことなのだと実感しているようでした。将来工場で働きたいという生徒もいたので、より具体的なイメージが持てたことだと思います。
所感 ・ 振り返り
今回の職場見学は、ビールをより深く知ること、また、工場で働くことを深く知ることを目的に行いました。様々なラインで働く社員の方を観察し、社会に出て働くこと、そのために現在取り組むべきことが確認できました。今後、自分の進路を考える上で参考になる、貴重な時間を過ごせたことと思います。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
また是非いらしてください。いつかビールを飲むときに今日のことを思い出してくれたら嬉しいです。本日はありがとうございました。
アサヒビール茨城工場 案内係
池田さん
<生徒の声>
本日はお忙しい中、私たちのために時間を割いてくださり、ありがとうございました。丁寧にお話してくださってとてもわかりやすかったです。製造工程の理解も深まりましたし、1杯にかける情熱を感じました。今日聞いたことをこれからも活かしてがんばっていきたいと思います。
協力先名・URL
アサヒグループホールディングス株式会社
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(柏キャンパス) 1~3年次生
男子5名、女子4名、引率1名