｢とっておきの音楽祭｣は2001年に仙台で始まり、14回目の開催となる今年は30ステージ・324グループが出演。障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しみ、「心のバリアフリー」を目指すこのイベントで、昨年に引き続き運営ボランティアとして参加しました。合言葉は「みんなちがって みんないい」。ひとりひとりの個性が輝いて、出演者もボランティアも観客も皆がひとつになった1日でした。ボランティア経験のある生徒も初めての生徒も合言葉を実感できる貴重な経験となりました。
ボランティア実施日：2014/6/1
計画・進捗
昨年に引き続き、ボランティアを通して「心のバリアフリー」を考えます。そして体験を通して、「他者を認め」、「自分以外の人のために行動する」ことが「自分の喜び」になることを学びます。6月1日（日）の音楽祭当日に向けて、ボランティア募集は4月中旬より開始。昨年を超える13名の希望者が集まりました。
事前打合せ ・ 事前学習
音楽祭事務局の担当の方と打合せを重ね、5月22日（木）にボランティア説明会を行いました。昨年の様子などのDVD上映や、具体的な仕事内容の確認、障害のある方への理解を深めるためのお話などをしていただきました。そして、本番間近の5月29日（木）、最終打合せを行い、当日の注意事項などを確認しました。
当日の様子
6月1日（日）、晴天に恵まれ朝8時には既に24度という暑さの中、生徒たちは元気に集合しました。全体ミーティングの後、各担当の場所へ移動し打合せやステージ設営などを行います。他のボランティアスタッフの方と共に、時折笑顔を見せつつも真剣な表情。10時半から音楽祭開始。各ステージから歌や演奏、ダンスなどが始まり、街中が一気に活気付きます。
生徒たちの役割は、インフォメーション（受付）、カンパの呼び掛け、ガイドブックの配布、グッズ販売など。時には会場マップを手にお客さんを目的地まで案内することも。一般ボランティアの中には、昨年参加した卒業生の姿もありました。昼間には30度を超える暑さとなりましたが、生徒たちは「カンパのご協力をお願いします」、「ありがとうございます」と笑顔で元気いっぱいに声をかけ、演奏中には観客と一緒に手拍子をするなど、楽しみながら頑張る姿が各ステージで見られました。暑さの中、長時間立ちっぱなしで夕方には疲労の表情を見せつつも、ステージ終了後の後片付けまで全員が無事故で達成感を抱きつつ、ボランティアをやり切ることができました。
事後学習
全員で感想や特に頑張った点などを振り返り、シートに記入しました。「日陰が少なくて暑かった」、「でも途中から楽しくなってきたよね」、「人の役にたてる活動ができてよかった」など、様子を報告し合いお互いを讃え合いました。
所感 ・ 振り返り
季節外れの暑さの中、初参加の生徒を含め全員が最後まで楽しみながら役割を果たすことができました。初対面の人たちとチームになって作り上げることや障害を持った人との関わり、他者を認めることの大切さなど、学びの多い1日となったのではないでしょうか。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
この度は「とっておきの音楽祭2014」にボランティアスタッフとしてご協力いただきまして、誠にありがとうございました。
今回、生徒さんたちにはストリートステージのスタッフとして活動していただきました。街中にステージがあるため、道行く人たちにカンパの声がけをしていただいたり、ガイドブックを配っていただいたり、出演者と観客の方たちが安全に楽しめるよう、様々なお仕事をお願いしました。
30度を超える真夏日だったため熱射病なども心配でしたが、最後まで笑顔で頑張ってくれました。おかげさまで大きな事故や怪我人もなく、音楽祭も無事にフィナーレを迎えることができました。
本当にありがとうございました。
障害のある人もない人も一緒に、音楽の力で心のバリアフリーを目指す音楽祭の中で、生徒さんたちが何かを感じとってくれたならとても嬉しいです。
今後ともこのような形で、第一学院のみなさまと関わっていけたらと思います。
とっておきの音楽祭実行委員会
<生徒の声>
・去年と同じように楽しみながらやることができた。次回は実行委員として参加したい。
・暑い中大変だったけれど、障害を持った人と触れ合える貴重な経験となった。
協力先名・URL
とっておきの音楽祭実行委員会SENDAI
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校（仙台キャンパス） 1～3年次生
男子10名、女子3名