サントリービバレッジサービス ~商品、そしてコミュニケーションの大切さ~(熊本県・高校生)

サントリービバレッジサービス株式会社様にて職場観察・体験を実施。体験では一人ずつ周回トラックに乗り込み、それぞれの担当地区をまわるということもあって、事前に気になることや聞きたいことなどを準備し、スタッフの方との話し方等についての指導も行った。事後学習ではそれぞれ気づいた点などの意見を出し合い、新聞作成にも取り組んだ。

 

職場観察実施日:2013/2/12

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計画・進捗

校舎に設置している自動販売機でいつもお世話になっているサントリービバレッジサービスさん。普段利用している自動販売機の裏側を知るべく、職場観察を依頼した。また、熊本キャンパスと同じビルにサントリービバレッジサービス株式会社 九州営業部があるので、地域貢献・社会貢献ができればと思いお願いに伺うと、快く承諾していただいた。通常は高校生の職場体験はしていないとのことだったが、特別に許可していただいた。

事前打合せ ・ 事前学習

同じビルということもあり、必要に応じて事前打ち合わせを行うことができた。2月5日の事前学習では、まず、サントリービバレッジサービス株式会社の会社概要等についての調べ学習を行った。会社設立が2013年4月1日ということ、さらに所在地が熊本キャンパスと同じ住所ということが分かり、身近にあるものの意外に知らなかったことに気がつくことができた。

当日の様子

2月12日、職場体験に訪問する前の準備として、特別にお借りしたスタッフウェアを着用した。いつも街中で見ているサントリー(旧ペプシコーラ)の青いトラックを見ると、みんな大興奮。自分たちもあのトラックに乗り、一緒に周回するのだと胸を弾ませている様子がうかがえた。いよいよトラックに一人ずつ乗り込み、それぞれの担当地区を周回。

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実際にジュースの入ったダンボールを運ばせてもらったり、自動販売機に補充するスタッフの方の様子を見たり、ジュースが出てくるまでの仕組みを見せてもらったりと、普段利用している自動販売機の裏側を知ることができたようだった。また、周回中に自分のトラックに補充すべきジュースの在庫がなかったりすると、近隣を周回している別のトラックと連絡を取り合っていて、密な連絡やコミュニケーションが不可欠だということも分かった。その他にも、スタッフの方がたまたまジュースを落としてしまう場面があり、たった一つの商品でも落としてしまったりするだけで、お客様には提供できないということを初めて知った。商品一つひとつをとても大切に思って仕事をされているスタッフの方を間近で見ることができ、仕事への責任を感じたようであった。

トラックに乗り込み、いざ出発!
トラックに乗り込み、いざ出発!
サントリーのトラック
サントリーのトラック

お世話になったスタッフの方と。
お世話になったスタッフの方と。

事後学習

体験後、生徒たちはそれぞれの周回トラックから晴れやかな表情で帰ってきて、「行ってよかった」、「とても楽しかった」と口々に感想を述べていた。その後、感想やお礼状等のワークシートを作成。中には、スタッフの方の働きぶりなどを書き留めていた生徒もいて、そのメモを基に感想や気づきなどを友人と話している様子も見られた。

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ワークシート記入後には、意見を出し合いながら、記事作りに取り掛かった。それぞれ異なるトラックに乗っていたため、自分が気づかなかったこともあり、スタッフの方々の動きについて再確認できた時間となったようだ。

所感 ・ 振り返り

今回は、普段生徒が何気なく利用している自動販売機に焦点をあてるとともに、同ビルに位置し、さらには今年度合併等をし、改革をなされている会社さんへの訪問ということもあって、特に事前学習に力を入れた。また、スタッフの方のご厚意でスタッフウェアまで着せていただくことになり、生徒のやる気と責任感へとつながったようだ。

協力先名・URL

サントリービバレッジサービス株式会社

http://www.sbv.suntory.co.jp/

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 養父校(熊本キャンパス) 2年次生

女子3名