岐阜市の柳ヶ瀬商店街・美殿町の活性化に協力するため、地域の一員としてイベントやボランティアに参加した経緯を踏まえ、職場見学を通して柳ヶ瀬・美殿町についてより深く学ぶことになった。今回は飛騨牛の老舗・岐阜屋に伺い、お店についてだけでなく柳ヶ瀬商店街・美殿町についても教えていただいた。
職場観察実施日：2013/11/18
計画・進捗
美殿町はかつての賑わいを取り戻そうと町全体が活性化を図っている。私たちも地域の一員として協力するため、イベントやボランティアに参加した経緯がある。今回はその美殿町のお店一軒一軒について詳しく知ろうということで、生徒たちが興味のあるお店に伺い、ジョブシャドウィングのお願いをした。生徒たちはかつての町の賑わいを全く知らないが、お店や町について知ることで少しでも愛着を持ち活性化につなげたいと考えた。
事前打合せ ・ 事前学習
2013年11月11日、岐阜市美殿町周辺で職場見学に訪れたい場所を探す。18日、対象生徒が岐阜屋についてネットで調べ質問事項を話し合う。また、訪問の際のマナーについても確認する。
当日の様子
2013年11月18日午後、岐阜屋（精肉）を訪問し、社長から直接話を伺う。先代が開業したころの柳ヶ瀬の様子や精肉屋の２階で飲食店を経営していた頃の話を伺った。飛騨牛の専門店だが時代とともに人気の部位が変わり、最近は霜降りよりも赤身が好まれる傾向にあるという。
また、精肉だけでなくお惣菜も販売するため早朝から準備に忙しいことなど、営業時間以外の話も教えて頂き、生徒たちは驚いた様子だった。現在は牛肉をカットするのは社長自ら、豚肉は息子さんがカットしているそうで、包丁裁きなども教えていただいた。
事後学習
2013年12月2日、グループで見学当日の質問事項についてまとめ、ワークシートに記入しプレゼン資料を作成した。また、生徒それぞれがお礼の手紙を書いた。
所感 ・ 振り返り
今回、「地域探求」授業と関連し、美殿町をさらによく知ろうということで、生徒が興味のあるお店に職場見学を依頼した。柳ヶ瀬商店街のかつての賑わいなども教えていただき生徒たちは興味を持って話を聞くことができた。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
時代とともに牛肉部位の好みが変わってきていること、12月など贈答品が増える時期は休みがないほど忙しいことなど、若い世代の子たちに商売の難しさや大変さも知ってもらえる機会になった。
<生徒の声>
なかなか精肉店でお肉を買う機会はなかったが、今回見学させてもらい、お肉のことについていろいろ話を聞けてよかった。お母さんやおばあちゃんに連れてきてもらって、お肉やお惣菜を買ってみたいと思った。
協力先名
岐阜屋
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校（岐阜キャンパス） 2年次生
女子4名