元エステティシャンのビューティーアート専門学校の講師である下野先生に来て頂き、職業講話と職業体験を実施して頂きました。エステ業界における実際の現場での経験談により、業界に興味の無かった生徒も、将来的に目指そうかと思えたきっかけとなる講話となりました。
しごと講話：2013/12/4
計画・進捗
美容業界＝華々しい世界・体力勝負というイメージを持つ生徒が多く、「実際に将来の仕事にするには抵抗がある･･･」と感じているようです。今回の職業講話を実施するうえで、現場で働いていた人のお話を聞き、その仕事をより深く知ることや、実際に働いている人たちにはどんな想いがあるのかを知ることで、新しい職業観が生まれて欲しいとの思いから、実施の運びとなりました。
事前打合せ ・ 事前学習
実際にエステティシャンや美容業界にどれくらい興味関心があるのかをワークシートにまとめ、参加者での共有をしました。また、美容業界のイメージを聞いたところ「華やか」「体力勝負」「実力が全て」など、生徒間でも様々なイメージがあることが分かりました。当日に向け「実際にどんな業界なのかな」と、ワクワクしている生徒の様子も見ることが出来ました。
当日の様子
当日は7名の生徒が参加し、和やかな雰囲気の中で行われました。講師の下野先生からエステティシャンの仕事のお話をして頂きましたが、その中で生徒たちから最も驚きの声が上がったのは、働いている人の年齢層です。若い人から生徒たちのお母さんの年代までと、幅広い年齢層の方々が働いているという現状に、驚いたようです。また、札幌にも1000店以上のエステサロンがあるということを聞き、身近なものであることに関心している生徒もいました。
その後、実際のハンドエステの仕事体験をさせて頂きました。生徒たちが2人1組でペアを組み、エステティシャン役とお客様役で実施、「思ったよりも力が必要だなあ」「一つひとつの動きがとても気持ちが良くて、リラックス出来る」「このボディミルクもとっても良い匂いがする！」「ちょっとした声掛けが嬉しい」など、生徒たちは嬉しそうな顔で施術の体験を行いました。また、最後に使用後のタオルのたたみ方も教わりました。見た目が綺麗に見えるように･･･というこだわりがあるということを知り、一つひとつがお客様のために行っていることも学びました。
事後学習
授業終了後に感想や学びをワークシートにまとめ、参加した生徒たちで共有しました。「お客様を大切にしていることがとてもわかった」「ハンドエステがとても気持ちが良くて、お客様役の人が嬉しそうにしていると、こっちも嬉しくなった」「今まで美容業界に興味はなかったけれど、今後の進路としても考えてみようと思う」という声が上がりました。最後に、感想をまとめたものを下野先生にお渡ししました。
所感 ・ 振り返り
実際に体験も行うことにより、講師の方とのコミュニケーションを取ることができました。体験の中で「おもてなしの心」を常に持っているということを学んだことで、エステティシャンの仕事は「お客様に喜んでもらえる仕事」と感じたようです。また、開始までは美容業界への進学をまったく考えていないという生徒もいましたが、講話終了後、美容業界も考えてみようかなと、話す生徒が出てきました。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
札幌ビューティーアート専門学校
講師
下野 恭子さん
<生徒の声>
思った以上に楽しむことが出来ました。実際のエステティシャンの仕事は自分には遠い世界と感じていましたが、今回の講話で少し身近に感じました。
協力先名・URL
札幌ビューティーアート専門学校
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校（札幌キャンパス）
女子6名