★動画あり★地元商店街を通して仕事や社会、そして人の温かさを知ろう!(宮城県・高校生)

仙台キャンパスの生徒の成長をそっと見守り続けてくれる、地元『荒町商店街』。その商店街で、昨年度より本格スタートした職場観察。実際に様々な職業を知る機会として貴重な体験でありますが、それ以上に地元の方々の温かさに触れ、世代を超えた交流を持つことで、生徒の心をより一層豊かにする絶好の機会にもなっています。

 

職場観察実施日:2013/10/25

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計画・進捗

事前に学校紹介を兼ね、商店街の振興組合と会長さんのところへ職場観察協力依頼に行きます。その後、受け入れ先に直接足を運び、承諾をいただきます。小さな個人経営の店が多い商店街であるため、予約や来客のタイミングによってご対応いただける可否が決まりますが、多くのお店に歓迎していただいています。今回は、「和洋菓子店 広進堂」さんを訪問した際の様子をご紹介します。

事前打合せ ・ 事前学習

訪問のアポイントメントを取ります。受話器から伝わる地域の方の温かさが緊張が解れます。
訪問のアポイントメントを取ります。受話器から伝わる地域の方の温かさが緊張が解れます。

9月27日(金)

第1回事前学習会を実施。実施の目的確認と、荒町商店街および訪問先のお店紹介を行いました。

 

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10月4日(金)

第2回事前学習会を実施。班ごとに自己紹介や役割分担、電話によるアポイントメントを行いました。参加生徒は新たな出会いに緊張と楽しみが入り混じり、目を輝かせていました。


当日の様子

10月25日(金)、当日はあいにくの雨でしたが、出発前の教室は明るく楽しい雰囲気で、当日の飛び入り参加も出るくらいでした。出発前に再度、実施の目的や役割、お互いが気持ち良い時間を過ごすためのマナーを確認。そして、忙しい中にあって時間を設けてくださるお店の方への感謝を確認してから出発。

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「和洋菓子店 広進堂」さんに到着。緊張しながら入店し、店主の方に挨拶をします。観察が始まると少しずつ慣れ始め、インタビューも順調に行います。生徒からは、「仕事に対する本気の姿勢のかっこよさ」、「笑顔で迎えられる喜び」、「時間を惜しまず丁寧に対応してくれたことへの感謝」などの声が聞かれ、今後の生活やものの考え方に生かせるヒントをたくさん手にすることができたようです。そして、全員が申し合わせたように、「またこのような機会があったら是非お邪魔させてください。」と、振り返りの文言を記入していたことが印象的でした。有意義な時間を過ごすことができた証だと感じました。

いざ入店。「こんにちは!」
いざ入店。「こんにちは!」
120年のパン作りを通して得たお客様の笑顔を生むコツを学びます。
120年のパン作りを通して得たお客様の笑顔を生むコツを学びます。

答えにくい質問にも丁寧に対応していただき感謝です。
答えにくい質問にも丁寧に対応していただき感謝です。
名物のあんパン、仙台味噌パンに目が輝きます。
名物のあんパン、仙台味噌パンに目が輝きます。

事後学習

11月1日(金)・8日(金)

2回にわたり職場観察で得た学びや気付きをまとめました。お店のこと、商店街のこと、働くことなどについて地域の方々からいただいた生の声は、生徒たちにとって「仕事」を考える良いきっかけになったようです。それを訪問先毎に模造紙にまとめ、16日の発表会に備えました。

 

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11月16日(土)

キャンパス祭の中で掲示・発表の場を設定し、在校生、保護者、地域の方々などに活動を報告しました。取り組みを通して多くの学びを与えていただいていることに改めて感謝するとともに、その思いを発表できたことは、絶好の成長の機会となりました。

発表会に店主の方がお越しくださいました。
発表会に店主の方がお越しくださいました。
感謝の気持ちが伝わったかな。
感謝の気持ちが伝わったかな。

所感 ・ 振り返り

実施目的の確認の際に、今回は「仕事を知る」だけでなく、「人との触れ合い(異年齢交流)」を通してコミュニケーションを楽しむことへの理解を図りました。それにより、生徒たちは肩に力を入れることなく自然体で当日までの準備ができたのだと考えています。

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また、その良い流れは、体調不良を除く当日欠席が無かったことや前向きな言動が多々見られたことにもつながりました。地元の人々の温かさに触れ、郷土愛が育まれ、本気で働くことの素晴らしさや格好良さを肌で感じた生徒たちの成長が楽しみであると共に、このような貴重な体験により多くの生徒が参加できるようにしていくことが大切であると感じました。

生徒の声

佐藤 萌子さん

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(仙台キャンパス) 1~3年次生

女子3名