第一学院高等学校の“地域宣伝隊”活動は、地域全体を「学校」と捉えた教育~コミュニティ共育~の一環で行われています。

全国のキャンパスで、様々な“地域の宣伝”をし、地域の活性化に取り組んでいます。

 

地域宣伝隊の活動概要

地域の“たからもの(歴史・景勝地・名所・名産物 等)”や企業・商店での活動を調査。たくさんの方々からお話を伺います。

 

調査内容をもとに地図やリーフレットを制作し、自分たちの地域の魅力をPRします。

様々なイベントにボランティアとして参加し、地域の活性化に貢献しています。


地域宣伝隊の活動例

第一学院高等学校では、2013年度『“地域宣伝隊”活動コンテスト』を実施しました。今回は、優秀賞受賞2校のうちの1校、岡山キャンパスの活動内容を紹介します。

 

岡山キャンパスと地域とのつながりを地図にしました!

第一学院おかやまっぷ[PDF:410K] 岡山キャンパスで実施してきたソーシャルトライアルの取り組みの中で、新しく生まれたつながりや絆、感動、思い出、気づきや発見・・・全てを盛り込んだ”岡山キャンパス地域マップ”を作成しました。一つひとつの出会いから生まれた「点」を「線」に、という思い。この学習を通して、自分たちの地域への思いこそ、”たからもの”であると感じています。自分たちが出会った岡山をみんなに知ってもらいたいという思いを込めて、各学年で学習したことを改めてまとめ直し、マップにしました。 

 

<計画・事前準備>

振り返ることで新たに発見!

記録する大切さも学びました。

 

 

 ・自分たちが知っている岡山をみんなに知ってもらおうと、まず、これまでどんな活動を行ってきたかを話し合いました。成功したこと、失敗したこと、分かったこと、楽しかったこと、大変だったこと、気づいたことなど、活動の振り返りを行いました。

 

・それぞれの取り組みの内容をまとめるにあたって、もう一度調べ直したり、資料を整理したりしていきました。時間が経ってから改めて見直すことで、新たな気づきがありました。その際、最も有効だったのは、各活動を記録した写真や動画、感想文、資料等でした。自分たちが感じたことや気づいたことを記録しておくことで、振り返りに活かすことができました。

 

  

<取り組む中での気づき>

「人」-「もの」-「こと」。

たくさんのつながりに気づきました。

 

 

・活動の中でお世話になった方、ご協力くださった地域の方との「人」のつながり

・岡山の観光スポットや名所旧跡だけでなく、ボランティアでお世話になった福祉施設や病院、公民館などの「もの」

・子ども会や町内会でのイベントやお祭り、東日本大震災復興支援のチャリティマーケット、ボランティア、NPOの活動などの「こと」

 

上記をまとめ、岡山キャンパスを中心に、さまざまな「人」-「もの」-「こと」をつないでいきました。活動の際の楽しい思い出もたくさん出てきます。どんどん思いが溢れて、1枚の地図に載せきれなかったものもたくさんありました。

 

 

<「私のまち」の素晴らしさ>

地域は大きな学びの場。

地元岡山の魅力を楽しく伝えていきたい。

 

”自分たちにできることから始めよう”という気持ちで、地域の方と関わりました。地域の方たちが、「地域おこしにボランティアで関わる」ことの意義や、自分たちが住む地域の抱える課題について、真剣に、そして楽しく向き合っていることが分かりました。“働く大人を知る・なりたい大人モデルを知る”≠“仕事場を直接見る”と限定せずに捉えたことで、“「大人」=仕事”だけではなく、生活・趣味・生きがい・子育て・地区の役員・夢・地域の役割など、たくさんの構成要素があることが分かりました。そして、地域の方たちからもっと多く学ばせてもらいたいと思うようになりました。

また、地域には、高齢者の方や子育て中のお母さん、障害のある方、就学前の子どもなど、多くの方々が関わっていて、大きな気付きにつながりました。

 

 

全国各地で行っている、第一学院高等学校の“地域宣伝隊”活動をぜひご覧ください!