金沢キャンパスで女子柔道金メダリスト松本薫さんの特別授業

株式会社ベネシード様のご厚意により、同社所属の松本薫さんにお越しいただき、「夢に向かって~なりたい自分になるために~」と言うタイトルで特別授業をしていただきました。当日は多数のテレビ局、新聞社各社にお越しいただき、たいへん盛大な特別授業となりました。

2019/2/21


実施内容

<目的と進捗>
金沢出身の柔道女子金メダリスト松本薫さんは、金沢の人々から圧倒的な人気があり、金沢市民の憧れの存在になっています。ぜひ金沢キャンパスの生徒たちの憧れでもある松本薫さんに学校にお越しいただき特別授業をしていただきたいと、彼女が所属する株式会社ベネシードに手紙を書いて講演依頼をさせていただきました。おそらく無理だろうと考えていたのですが、株式会社ベネシードの社員の方より連絡をいただき承諾していただきました。

 

<当日の様子>
2月21日(木)午後に、松本薫さんに学校にお越しいただきました。松本さんは、「世の中の人は、私が順調に生きて金メダルを取ったと思っている人も多いようですが、それは大きな誤解です」と言われました。そして「私にも、いろいろな挫折がありました。高校進学でも、柔道で金沢から東京の高校へ行きましたが、途中で高校を続けられなくなり、途中で金沢へ帰ってきました。辛かったです。東京から金沢に帰ってきた時、きっと家族から<何やっているんだ>と責められると思っていましたが、家族全員が何も言わず、ただ優しい声で<おかえり>と言ってくれました。家族の気持ちを考えると、私はますます辛い気持ちになりました。でもそういう経験があったからこそ、次に飛躍できたと思っています」と強調されました。そして「私には、柔道の才能はありませんでした。しかし<自分は天才だ>って日々口に出して言うようにしました。自分で自分を奮い立たそうとしたんです。そうすると少しずつ周囲も、松本は天才なんだって目で見てくる人たちが出てきました。皆さんだって、なりたい自分をイメージして、それを口に出したり、ノートに書くようにして下さい。そうすると、そういう方向に向かっていくはずです」と言われました。特別授業が終わると、希望する生徒たち全員に、一人ひとりに丁寧にサインや写真撮影をしていただきました。

 

<生徒たちの意見や感想>
・「私も松本先生と同じで、前の高校を辞めて、今は第一学院高校にいます。私も、いろいろ辛いことがありました。辞めた時の悔しさや悲しさがよく分かります。私も、自分の経験を次への飛躍にできるように、未来に向けて頑張りたいです」(2年女子)。
・「松本薫先生と、まさかこんなに身近に接しられるとは予想外でした。嬉しい。2人で一緒に写真も撮ってもらったし、サインも家族の分まで2枚いただきました」(3年女子)。
・「松本先生が、金沢にもアイスクリーム屋を出店すれば、必ず買いに行こうと思います。僕も前の学校を続けられなくなり、今の学校で頑張ってます」(2年男子)。

 

松本薫さんが所属していたベネシード柔道部のHPは下記。
https://beneseed-judo.com/about/matsumoto/
株式会社ベネシードのHPは下記。
https://www.beneseed.co.jp/

 

特別授業の様子。
特別授業の様子。
特別授業の様子。
特別授業の様子。
テレビ局が特別授業を撮影。
テレビ局が特別授業を撮影。

サインを書く松本薫さん。
サインを書く松本薫さん。
希望する生徒には2ショット写真。
希望する生徒には2ショット写真。
希望する生徒には2ショット写真。
希望する生徒には2ショット写真。

生徒たちと記念写真。
生徒たちと記念写真。

所感

たいへん盛況な特別授業となりました。そして松本薫さんは、特別授業の後に、生徒たち一人ひとり丁寧に写真撮影やサインをしていただき、生徒たちも非常に感動していました。「一生の思い出です」と言ってくれた生徒の目は、いつもより輝いて見えました。

 

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校  金沢キャンパス全学年

代表者 男子21名、女子24名