おさかなマイスターによる特別授業~サカナを食べよう!食育講座~

JFいしかわ(石川県漁業協同組合)様のご協力により、石川県に2人しかいないと言う同組合所属の「おさかなマイスター」高岩信広さんにお越しいただき、「石川県の魚がなぜ美味しいのか」「魚を食べることの栄養について」の、二つについてお話をしていただきました。

2018/11/30


実施内容

<目的と進捗>

石川県は漁業県であり、毎年秋になると、蟹や魚を食べることを目的に、他府県の多くの方々が石川県に観光に訪れます。そのためJFいしかわ(石川県漁業協同組合)にアプローチして、漁業について特別授業をしていただける方はいないかと聞いたところ、「私たちのJFいしかわ(石川県漁業協同組合)には、<おさかなマイスター>の称号を持つ職員がおります。ここ石川県では<おさかなマイスター>の称号を持つ者は2人しかいません。ぜひその者を派遣して、石川県の魚について説明させていただきます」と返答していただきました。「おさかなマイスター」とは、水産物市場改善協会が、魚の魅力や素晴らしさを伝える「さかな伝道師」を養成するために日本おさかなマイスター協会を設立し、プロフェッショナルな「さかなの伝道師」の資格であると言うことです。


<当日の様子>
11月30日(金)10:30より高岩信広さんの特別授業が始まったのですが、その前にJfいしかわ(石川県漁業協同組合)が発行している「石川のさかな」と書かれた冊子を、生徒たち皆で読みました。そこには石川県には、様々な旬の味覚として美味しい魚が紹介されていました。高岩さんは、まず「石川県の魚がなぜ美味しいのか」について説明されました。石川県の能登半島は、北からの寒流と南からの暖流が交差する場所であり、そこでは栄養価の高いプランクトンが集まっていること。そのプランクトンを食べる魚たちも栄養たっぷりになり、非常に美味しい魚になっていることを説明されました。また「魚を食べることの栄養について」も話され、とくに青年期の成長していく若者には、魚をしっかり食べて心身ともに大きく成長していく原動力であることを話されました。


<生徒たちの意見や感想>
・「私の父親が、都会で食べた魚はまずかったと言ってました。なぜ石川県で食べる魚が美味しいのか。今回の授業でよく納得できました」(2年生女子)。
・「ここ石川県では、違法操業をしている外国の不審船が、よく船の故障で漂流してくることが多いです。なぜ石川県にそんなに不審船が多いのか不思議だったのですが、それだけ石川県の能登半島沖での魚が多く取れるからであり、しかも魚が美味しいからだと思いました」(1年生男子)。


・JFいしかわ(石川県漁業協同組合)のHPは下記。
http://www.ikgyoren.jf-net.ne.jp/
・日本おさかなマイスター協会のHPは下記。
http://www.osakana-center.com/meister/top.html

 

 

高岩信広さんの講話。
高岩信広さんの講話。
生徒たちへの事前資料。
生徒たちへの事前資料。
高岩信広さんの講話。
高岩信広さんの講話。

生徒たちの積極的な質疑応答。
生徒たちの積極的な質疑応答。
生徒たちの積極的な質疑応答。
生徒たちの積極的な質疑応答。
希望する生徒には記念写真。
希望する生徒には記念写真。

所感

生徒たちには、自分たちの住む石川県の、地域の特色や特性についてたくさん知ってほしいと思っています。とりわけ石川県は漁業県ですので、石川の漁業への理解を深めることができて良かったです。

 

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校  金沢キャンパス 1・2年

代表者 男子6名、女子13名