蓮池薫さんによる「ハングル入門講座」

新潟産業大学入試広報課様のご厚意により、同大学の准教授である蓮池薫さんにお越しいただき、ハングル入門講座として「ハングルで自分の名前を書いてみよう」と言うタイトルで特別授業をしていただきました。

2018/7/17


実施内容

<目的と進捗>
拉致問題で、2002年日本に帰って来られた蓮池薫さんですが、日本に帰ってから市役所の嘱託や翻訳の仕事をしながら、新潟大学大学院に進学され、社会人として修士の学位を取得されました。そして現在は新潟産業大学准教授として研究者の道を歩まれています。年齢がいってから目標を持ち、夢に向かって大学の先生になられた蓮池薫さんには、ぜひ学校に来て話をしていただきたいと希望しました。蓮池薫さんの勤めておられる新潟産業大学入試広報課を通じてアプローチすると、「新潟産業大学には、高校に伺う出張講義と言うものがあります。そのいっかんでハングルの入門講座なら行くことも可能です」と答えていただき、蓮池薫さんご本人も快く承諾していただきました。そのためお越しいただいた時のタイトルは「ハングルで自分の名前を書いてみよう」と言うことになりました。
<当日の様子>
7月17日(火)午後に、蓮池薫さんが来校。当日は、地元のテレビ局1社、新聞社5社が学校に来校し、「蓮池薫さんの授業を取材させてほしい。本人にもインタビューしたい」と言ってこられました。ここ富山でも、蓮池薫さんへの関心が高いことを示していました。蓮池薫さんは、ハングルのレジメを作って来られ、簡単にハングルについて説明されました。そしてハングルで自分の名前を書く方法を教えていただき、生徒たちへの演習として「このレジメの表にもとづいて、ハングルで自分の名前を書いてみよう」と言っていただきました。生徒たちは、蓮池薫さんが作ったレジメの表を見ながら、ハングルで自分の名前を書いていました。蓮池薫さんは、一人ひとりの生徒たちの机上をまわり、きちんと書けているかを見ていただきました。


<事後学習と生徒たちの意見や感想>
蓮池薫さんの特別授業が終わった後、質疑応答の時間になりました。生徒たちから積極的な質問がたくさん出てきました。また地元マスコミの方々も、蓮池薫さんに数多くの質問を投げかけていました。


<生徒たちの意見・感想>
・「親から聞いたのですが、蓮池先生は、今までに非常ご苦労をされて、ハングルも自分の意志でない状況で身につけられたと聞きました。それなのに笑顔でハングルを楽しそうに語られている蓮池先生は、本当にすごい方だと思いました」(2年生女子)。
・「蓮池先生は、年をとってから大学院で学び直し、大学の先生になられたので、本当に立派な方だなと思いました。自分も蓮池先生のように、何歳になっても夢に向かって進める人間でいたいなと思います」(3年生男子)。


蓮池薫准教授のHPは下記。
https://www.nsu.ac.jp/academics/professors/khasuike/
新潟産業大学HPは下記。
https://www.nsu.ac.jp/

特別授業の前に、控え室で生徒たちと記念写真。
特別授業の前に、控え室で生徒たちと記念写真。
特別授業の様子。
特別授業の様子。
演習問題で、生徒たちの机上を見てまわる蓮池薫さん。
演習問題で、生徒たちの机上を見てまわる蓮池薫さん。

演習問題で、生徒たちの机上を見てまわる蓮池薫さん。
演習問題で、生徒たちの机上を見てまわる蓮池薫さん。
地元テレビ局が、特別授業を撮影。
地元テレビ局が、特別授業を撮影。
授業後に、蓮池薫さんを囲んで新聞記者のインタビュー。
授業後に、蓮池薫さんを囲んで新聞記者のインタビュー。

生徒とキャンパス長と蓮池薫さんの記念写真。
生徒とキャンパス長と蓮池薫さんの記念写真。
サインを書いていただきました。
サインを書いていただきました。

所感

蓮池薫さんは、逆境だった過去をバネにして、大学の先生として、翻訳家として、また作家としても活躍されており、『半島へ、あたたび』という韓国への紀行文の本では、新潮社から「新潮ドキュメント賞」を受賞されています。さまざまに夢に向かって活躍されている蓮池薫さんに、生徒たちも良い刺激をいただけたみたいです。これからも、生徒たちに良い刺激を与えられるものを提供していきたいと思います。

 

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校  富山キャンパス 全学年

代表者 男子12名、女子9名