<目的と進捗>
夢に向かって頑張り、その夢を実現させた方にお越しいただき、生徒たちの前で特別授業をしていただきたいと希望しました。そのために今、富山でもっとも人気の高い女性アナウンサー南條早紀さんにお越しいただきたいと希望し、アプローチをしたところ、南條早紀さんご本人より連絡をいただき快く承諾してもらいました。
<事前学習>
南條早紀さんが学校に来られる前に事前学習を実施し、生徒たちはi-PADやスマホを使い、南條早紀さんについて調べました。また南條早紀さんが出演されているテレビ番組についても、それがどんな番組であるのかを調べました。生徒たちの中には、すでに彼女をテレビで見て知っていましたが、ラジオ番組にも出演されていること、もともとは東京でフリーのアナウンサーであったことなどを知りました。
<当日の様子>
5月11日（金）午後に、南條早紀アナウンサーにお越しいただき「女性アナウンサーしごと講話」と言うタイトルで特別授業をしていただきました。南條アナウンサーは、今、富山テレビの社員であることと、その具体的な仕事について説明されました。グルメ番組などでは、自分みずから店に足を運んでどの店を選ぶか決める事。そして選んだ店には、アナウンサーみずから電話で取材の了解を取り、その後にカメラマンと同行してアナウンサーみずからが食べているところを撮影してもらい、それをまたアナウンサーみずからが短く編集してテレビに放映している事などを話されました。生徒たちは、グルメ番組などでは、アナウンサーがテレビの前で食べて感想を述べているだけが仕事だと思っていたようで、裏方も含めて何から何までやっていることに驚いた様子でした。また富山テレビに入社する前は、東京でフリーのアナウンサーとして仕事をしていたこと。しかしなかなか仕事がなく、工場でダンボール詰めや商品の検品のアルバイトをして、生活をしのいでいたことを話されました。南條アナウンサーは、「東京でフリーでやって仕事が無い時は、辛い時もあった。しかし辛い時こそ、原点に返るべきと思い、自分が何をしたいのかを考えた」と話し、「好きなことがあれば、それが力になる。好きなことがある人は、強い」と説明されました。生徒たちも南條アナウンサーの話を聞いて、「自分が本当にしたい事」について、また「本当に自分が好きな仕事」について、今さらながらに考えている様子でした。

<事後学習と生徒たちの意見や感想>
事後学習として、質疑応答を実施しました。生徒たちからは積極的な質問が出て、それに対して南條アナウンサーは一つひとつ丁寧に返答をしていただきました。その後、生徒たちに意見や感想をワークシートに書いてもらいました。そして全てが終わった後に、希望者は南條アナウンサーとの写真撮影会となり、南條アナウンサーと一緒に写真を取りたい生徒たちが殺到しました。
・「自分もやりたいことがあるのですが、南條先生の話を聞いて、あきらめずに頑張ろうと思いました」（3年生男子）。
・「南條早紀先生が本当に学校に来てくれて、すごく嬉しかったです」（2年生女子）。

南條早紀さんのブログ「なんじょうのにちじょう」は下記。
http://www.bbt.co.jp/announcer/nanjosaki/
富山テレビ放送のＨＰは下記。
http://www.bbt.co.jp/

日ごろは、テレビの中でしか会っていないアナウンサーの方と直接お会いできて、生徒たちもすごく喜んでくれました。しかし見た目は華やかなテレビの世界やアナウンサーの世界であっても、その裏には非常に努力が必要とされる世界であることも生徒たちは学んでくれました。これからも、生徒たちが喜んでくれるものを提供していこうと考えています。

私立　第一学院高等学校　　富山キャンパス　全学年

代表者 男子20名、女子13名