医療の現場で看護の仕事を学ぶ(兵庫県・高校生)

医療現場での仕事に従事される方々から「自分以外を喜ばせる幸せ」を学び、社会で活躍できる自分をイメージできるようになる、人と人との心を繋ぐお仕事。コミュニケーションが少し苦手な生徒達にとっての、大きなステップになったのではとも思います。

 

2016/2/19


実施内容

<概略>

昨年度の実施させて頂いた百年記念病院様をご好意により再度訪問。医療現場での仕事に従事される方々から「自分以外を喜ばせる幸せ」を学び、社会で活躍できる自分をイメージできるよう、実際に仕事を体験することで、仕事の大変さだけでなく、楽しさを知っていきます。

 

<進捗・目的> 

医療機関を見学し、病院の環境、病院で働く職種、病院で生活される患者様を身近に感じ取り、自らが学ぶ学習への動機づけにします。

 

<事前学習>

当日の集合時に、事前に用意した質問シートに、訪問時の先方への質問事項を記入し、当日使用します。事後は感想をホームルーム時に作成します。

 

<当日の様子>

9時30分に病院玄関前に集合。45分からオリエンテーション。その後1時間ほどをかけて院内を見学。地下にある放射線科から2階のリハビリテーション科、人間ドック、売店、喫茶室、3階の外来部門、4階の検査、治療部門、手術室、7階の病棟、ナースステーション、集膳室、屋上のスカイロビー(屋上庭園)まで見学をさせていただきました。

その後、11時から12時にかけて、西3階病棟へ向い、看護師1人1人について仕事を体験。車椅子への移乗介助、患者さまの食堂への移動介助。病室への配膳など食事介助をおこないました。

 

<生徒たちの感想や意見>

「患者さんのお世話は大変だと思ったけど、すごくやりがいがありました。おばあちゃんに優しくしたいと思った」(高校1年生)

「患者さんが元気に退院するまで支えること、細かいところまで丁寧に体調をチェックしたりしていたこと、患者さんの事をとても思っているんだなと感じた。」(高校1年生)

「思っていたよりも大変そうなお仕事だなと思いました。でもやりがいのある仕事だと思いました。」(高校2年生)

「笑顔が一番だなと改めて思いました。人のために人が動くこと、凄いと思いました」(高校1年生)

患者さまとの直接のコミュニケーションでは会話も弾みます。
患者さまとの直接のコミュニケーションでは会話も弾みます。
オリエンテーション
オリエンテーション
院内の各所を見学(手術室リフレッシュルーム)
院内の各所を見学(手術室リフレッシュルーム)

看護師さん1人1人について仕事体験
看護師さん1人1人について仕事体験
配膳中
配膳中
配膳と食事の介助
配膳と食事の介助

所感

24時間止まる事のない病院の仕事。ほんの数時間居させてもらっただけですが、とても貴重な体験だったのではないかと感じました。人と人との心を繋ぐお仕事。コミュニケーションが少し苦手な生徒達にとっての、大きなステップになったのではとも思います。プロ意識を持って仕事をする厳しさを学んでもらえたようです。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 神戸キャンパス

男子1名 女子4名