ペットボトルキャップをリサイクルしワクチンへ(京都府・高校生)

「ペットボトルキャップをワクチンに変えよう」というテーマで活動を行い、多くの生徒が参加してくれました。京都キャンパスのたくさんの生徒から協力を得て、多くのキャップを集めることができました。こういった活動を通して、世界中の困っている多くの人を助けることができるんだという意識を持ってくれたと思います。今後もこういった活動を通して、社会貢献できる心を育んでいきたいです。

 

 

 

 

2015/10/28


実施内容 

京都校ではペットボトルのキャップを生徒・保護者の皆さんから回収して集め、工場に持ち込んでワクチンに換えてもらう取り組みを毎年行っています。今年も校舎内にペットボトルキャップ回収箱を設置した結果、たくさんのキャップを集めることができました。校舎内だけではなく、ご家庭の親御様にもご協力いただいて、多くのペットボトルキャップを集めることができました。

 

10月21日(水)、工場に持ち込む前に、まずは京都キャンパスの有志を集め、キャップの選別を行いました。

 

まず始めに、きれいなキャップと汚れているキャップの選別から行いました。ほとんどのキャップがすぐに持ち込める状態ではあるのですが、中には汚れや変形し、利用できないものもありました。ジュースのキャンペーン用でシールが貼ってあるものもあり、これを選別してはがす作業がとても大変でした。

かなりの数のキャップがあるので、一つ一つの作業がとても大変でしたが、集まってくれた生徒達は文句ひとつも言わずに丁寧に作業をしてくれました。

そのおかげで、15キロ近くあったキャップもあっという間に選別できました。

 

選別が済むと次は水洗い洗浄です。飲み物の汁が付着しているキャップもあるので、洗って乾かします。これで初日の作業工程は完了しました。

 

10月28日(水)、先日選別したキャップを、プラスチックをリサイクル加工する工場にキャップを持ち込みました。この工場には廃棄されるプラスチックが集められ、スクラップにされたり裁断されたりします。サンプルとして様々な材料のものを見せてもらいました。普段身近にあるスチールやアルミでも、同じ大きさにすれば、こんなにも重さが違うのだと体験させてもらえたりもしました。

 

この工場ではペットボトルキャップを1キロ約10円で回収してくれます。約20円で1名分のポリオ(小児麻痺)ワクチンとなります。今回持ち込んだペットボトルキャップは約150円くらいでしたが、このお金からワクチンが何個も作れるのだと思うと、生徒たちもこの取り組みにとてもやりがいを感じてくれました。

 

少しずつではありますが、このような活動で救われている人もたくさんいるんだと感じてくれたと思います。普段、何気なく分別をせずに捨てている物はたくさんあります。その中でも、再利用できるものはたくさんあるはずです。

京都市では来春よりこれまで以上にゴミの分別が厳しくなります。これを機に、京都校でもゴミ箱の種類を増やして、より細かい分別を行うようにしています。

これからの社会、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の意識を強く持ってもらいたいです。ボランティア、リサイクルの意識をしっかりと持って、これからも京都校では様々な活動に取り組んで行きたいと思います。

ペットボトルキャップの選別①
ペットボトルキャップの選別①
ペットボトルキャップの選別④
ペットボトルキャップの選別④
リサイクル工場見学③
リサイクル工場見学③
ペットボトルキャップの選別②
ペットボトルキャップの選別②
リサイクル工場見学①
リサイクル工場見学①
リサイクル工場見学④
リサイクル工場見学④
ペットボトルキャップの選別③
ペットボトルキャップの選別③
リサイクル工場見学②
リサイクル工場見学②

所感

今回は「ペットボトルキャップをワクチンに変えよう」というテーマで活動を行い、多くの生徒が参加してくれました。京都キャンパスのたくさんの生徒から協力を得て、多くのキャップを集めることができました。リサイクルもボランティアも普段は自分には関係のないことだと思っている人も多く、少しでも意識を変えることができたのではないでしょうか。こういった活動を通して、世界中の困っている多くの人を助けることができるんだという意識を持ってくれたと思います。今後もこういった活動を通して、社会貢献できる心を育んでいきたいです。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 京都キャンパス 1、2年

男子2名、女子4名