<概略>

自衛隊守山地域事務所 所長の津田伊久磨さんにお越しいただき、「平和を仕事にする～自衛隊の仕事について～」で、しごと講話をしていただきました。津田さんは、元々は海上自衛隊でパイロットをされていました。パイロットにかんする自分の経験、さらに自衛隊全般にわたる仕事について語っていただきました。

<目的と進捗>

名古屋キャンパスの卒業生の中には、毎年自衛隊に就職する者が何人かおります。卒業生がお世話になっていることから、一度しっかりと自衛隊の方の話も聞いてみようと言うことになりました。自衛隊の守山地域事務所にアプローチしたところ、津田伊久磨さんより快く承諾していただきました。

<事前学習>

事前学習として、津田伊久磨さんの講話の前に、自衛隊にかんするビデオを視聴しました。

<当日の様子>

11月9日（月）に、津田伊久磨さんが来校。まずはご自分の経歴について語っていただく。高校時代は、少し道を踏み外してヤンチャな部分もあった事。しかし途中で心を入れ替えて真剣に生きようと考え、海上自衛隊に入隊した事。海上自衛隊ではパイロット業務をはじめ、様々な経験をさせてもらった事。いろいろな人との出会いや経験で、本当にこの仕事に就いて良かった事をお話されました。さらに自衛隊全般についても話が及び、自衛隊に就職すると、様々な可能性が広がる事、そして福利厚生などもしっかりしている事を話されました。

<事後学習>

津田さんの講話が終わると、質疑応答の時間を作りました。生徒たちからは、積極的な質問がたくさん出てきました。「自衛隊のパイロットは、よくＵＦＯに遭遇すると聞いたのですが、本当ですか？」との質問に、津田さんは「ＵＦＯかどうか分かりませんが、私も不思議な体験ならしたことがあります。操縦中にすぐ近くに巨大物体がレーダーに写っていました。しかしすぐ近くにいるはずなのに、目視できません。目には全然見えないんです。あんな経験は初めてでした。しかしそれがＵＦＯだと言い切れるか分かりません。私の仲間のパイロットにも、いろいろ不思議な体験をした者もいます」と答えられました。生徒たちは、津田さんの話に興味津々の様子でした。その後、生徒たちはワークシートに意見や感想を記入しました。

<ワークシートの意見・感想>

・「自衛隊の話は、普段はあまり聞けないので、とても新鮮でした。自衛隊の仕事は、本当は大変な部分もあり、ご苦労も多いと思います。それでも笑顔でお話されていた津田さんはスゴイと思いました」（1年生女子）。 ・「本当の事を言うと、私は自衛隊にあまり良い印象を持っていません。しかし今日、津田さんと部下の方が来られて、個人的にとても良い方々だと感じました。どうか近い将来、津田さんやその部下の方が、危ない戦場に行く事のないようにと思いました」（2年生女子）。 ・「自衛隊は、名古屋祭りなどにも協力していると知り、驚きました。私が想像していた以上に、自衛隊は、いろいろと幅広く活躍されていることを知りました」（2年生男子）。

名古屋キャンパスの卒業生の中には、毎年自衛隊に就職する者が何人かおります。卒業生がお世話になっていることから、一度しっかりと自衛隊の方の話も聞いてみようと言うことになりました。自衛隊の仕事にかんしては、いろいろな意見もありましたが、まずは直接当事者にお越しいただき、実際のお話を聞くことが大切と考えました。

私立　第一学院高等学校　岐阜キャンパス　全学年

男子24名、女子18名