宮崎アニメ「風立ちぬ」の舞台となった三菱重工業へ。技術作りを学ぶ。(愛知県・高校生)

三菱重工株式会社史料室で働く天野隆司さんのところへ、職場見学させていただきました。最新旅客機MRJから、昭和初期にはゼロ戦など、三菱重工業はさまざまな飛行機を製造しています。天野隆司さんから、モノ作りの原点や、仕事に対するポリシーなどをお聞かせいただきました。


2015/6/25


実施内容

<概略>

三菱重工株式会社史料室で働く天野隆司さんのところへ、職場見学させていただきました。最新旅客機MRJから、昭和初期にはゼロ戦など、三菱重工業はさまざまな飛行機を製造しています。天野隆司さんから、モノ作りの原点や、仕事に対するポリシーなどをお聞かせいただきました。


<計画・進捗>

昨年、三菱重工株式会社の職場見学をさせていただきました。宮崎アニメ「風立ちぬ」の舞台となったところであり、生徒たちから非常に好評でした。 「今年も行こう!」と言うことになり、アプローチをしたところ、三菱重工業の方より快く承諾していただきました。


<事前指導>

6月22日に事前指導。タブレットを使って、三菱重工業史料室を撮影させていただくことに。そして生徒たちが撮影したりまとめたことを、7月の学習発表会で報告することに。


<当時の様子>

6月25日に職場見学を実施。三菱重工業史料室の室長である天野隆司さんにご対応いただく。天野隆司さんは、もともと航空自衛隊パイロットの経歴を持たれ、仕事から得た教訓や信条を大切にされています。天野さんは、三菱の会社がゼロ戦を作ったこと、その後の戦後10年は、まったく飛行機製造が出来なかったので、国際的に非常に大きく遅れをとったこと、それがひづみになっていることを話されました。しかし今、三菱重工業は最新旅客機のMRJを作り、モノ作りの最前線で頑張っていること、MRJの性能や機能に大きく自信を持っていることを話されました。生徒たちは、天野さんの話すことを、一つひとつ肯いたり納得したり、そこで気付いた事をタブレットに記録していました。


<事後学習>

7月29日に学習発表会を実施。三菱重工業史料室で学んだ事やまとめた事を、生徒たちで発表しました。生徒たちは、天野さんの信条としている「Thinking ahead」や「疑え、そして自分で考えろ」という言葉に感銘を受けたようで、そのことを取り上げて報告していました。

三菱重工業史料室に展示されているゼロ戦。
三菱重工業史料室に展示されているゼロ戦。
史料室室長である天野隆司さんの話を聞く生徒たち。
史料室室長である天野隆司さんの話を聞く生徒たち。
史料室室長である天野隆司さんの話を聞く生徒たち。
史料室室長である天野隆司さんの話を聞く生徒たち。

史料室室長である天野隆司さんを囲んで記念写真。
史料室室長である天野隆司さんを囲んで記念写真。
学習発表会の様子。
学習発表会の様子。
学習発表会の様子。
学習発表会の様子。

所感

天野隆司さんの、仕事に対する真摯な姿勢、そして仕事から得た人生の信条や信念に、生徒たちは非常に感銘を受けたようです。これからも、生徒たちが感銘を受けるものを、そして感動するものを提供していきたいと考えます。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 名古屋キャンパス 全学年

男子7名、女子0名