ブラックバイト対策弁護団あいちの小島寛司弁護士にお越しいただき、岐阜キャンパスで「ブラックバイト対策講座」を実施していただきました。当日は、新聞３社、テレビ局２社の取材も入り、非常に賑やかな雰囲気の中で、お話を聴くことができました。

2015/6/11

計画・進捗

違法な内容や問題の多いアルバイトは、ブラックバイトと呼ばれています。岐阜キャンパスの生徒にも、現在アルバイトをしていたり、これから大学・短大・専門学校への進学でアルバイトをする予定の生徒が多いので、そういう生徒たちに事前の情報として、ブラックバイトへの対策の知識を知っておく必要があると考えました。そのためブラックバイト対策弁護団あいちにアプローチしたところ、小島寛司弁護士にお越しいただくことになりました。

事前打合せ・事前学習

メールや電話で事前打ち合わせをおこないました。小島寛司弁護士は、「できるだけ分かりやすく説明する」と言ってくださいました。

当日の様子

6月11日（木）。小島寛司弁護士に来ていただき、「ブラックバイト対策講座」のお話をしていただきました。パワーポイントを使って、さまざまなアルバイトのケースを取り上げ、これは合法か違法かの○×形式のクイズを最初にしていきました。

そして「アルバイトも労働者。使用者が契約以外の労働をさせたり、約束した時間を超えても対価を支払わなかったりすることがブラックバイトにあたる」と説明。さらに「給料は労働の対価。権利を知ることがブラックバイトに巻き込まれないために必要」と話されました。当日は、新聞社３社、テレビ局２社が取材に来ており、教室の中は、非常に賑やかな雰囲気になりました。

事後学習

終わった後にワークシートに意見や感想を記入しました。その後に各新聞社やテレビ局から小島寛司弁護士にインタビューが入り、さらに生徒たちにも意見や感想を聞くインタビューが実施されました。生徒たちも少し緊張気味に、ＮＨＫ岐阜や、岐阜チャンネルのインタビューに答えていました。その日の夜に、ＮＨＫ岐阜や岐阜チャンネルのテレビで放映されました。また次の日には、朝日新聞や岐阜新聞でも掲載していただきました。

・「アルバイトは正社員ではないけれど、保護される制度があることを初めて知りました。私はバイトはしていたことがあるけれど、そういうことは今まで全然考えたことがありませんでした。今日、いろいろなことを知ることができて、とても良い機会だったと思います」（3年生女子）。

・「ブラックバイトについて知ることができました。自分のバイトについても、考えることができました。それを考えると、今やっているバイトは、とても良いところだと感じました。今まで知らなかったことが多くて、とても勉強になりました」（3年生女子）。

・「まだバイトをしたことがないのですが、これから進学したらバイトをすると思うので、ブラックバイトなところでは働かないように気をつけようと思いました。もしそんなブラックバイト先で働くことになったら、相談させてもらいたいと感じました」（1年生女子）。