名古屋海洋博物館様のご厚意により、名古屋海洋博物館に展示されている「南極観測船ふじ」案内係の仕事について職場観察をしてきました。「南極観測船ふじ」には、現在たくさんの子どもたちが訪れ、子どもたちに夢やロマンを提供しています。
2015/6/24
計画・進捗
名古屋キャンパスでは、6月末に職場観察週間を設けて、各グループでさまざまな場所に職場観察に出かけました。ちょうど名古屋海洋博物館では、「南極観測船ふじ」が展示されており、
その船の中で学芸員の方が案内係として、訪れてくる子どもたちに南極についてや、その南極観測について、夢やロマンを持って語っていることを知り、ぜひその場所で職場観察をと希望しました。
事前打合せ・事前学習
<事前打合せ>
6月1日（月）。名古屋海洋博物館の方と電話にて打合せを実施。学芸員であり、事業部担当課長である山下博道さんが、案内係の仕事について説明していただけることに。
<事前学習>
6月15日（月）の午後と6月22日（月）の午後、２回にわたり職場観察の事前学習をおこなう。「南極観測船ふじ」を職場観察するグループでは、「南極観測船ふじ」について、そして案内係をしていただく学芸員の仕事について、事前学習をおこないました。
当日の様子
6月24日（水）10:00より職場観察をおこないました。まず案内係の山下博道さんに、「南極観測船ふじ」の船内を案内していただき、船内にあるさまざまな南極観測の展示物について説明していただきました。そして名古屋海洋博物館が、名古屋の子どもたちに夢やロマンを提供するために｢南極観測船ふじ」を購入して、多くの子どもたちに来てもらっていることを話されました。
そして博物館を案内する仕事について、また学芸員の仕事について語っていただきました。生徒たちは山下さんの話に熱心に耳を傾け、一つひとつメモを取っていました。生徒の一人が南極観測についての質問をすると、山下さんは丁寧に返答していただき、数やデータの質問については事務所に戻ってデータをコピーしていただき、「これを参考にしてください」と渡していただきました。最後にお土産に、名古屋海洋博物館と「南極観測船ふじ」のリーフレットをいただきました。
事後学習
<事後学習>
7月6日（月）午後、7月13日（月）の午後に、２回にわたり事後学習をおこないました。学んだ内容をまとめて、タブレットのKeynoteにまとめました。7月29日（水）には、各グループで職場観察した内容を皆に報告する学習発表会を名古屋キャンパスでおこない、生徒だけでなく保護者の方々や、中学時代の恩師の先生にも来ていただきました。
「南極観測船ふじ」案内係の職場観察をしたグループも、学習発表のプレゼンテーションをおこないました。職場観察で撮った写真をスライドにして、「南極観測船ふじ」のこと、案内係の山下博道さんの仕事についてを簡潔にまとめて発表しました。
所感・振り返り
「南極観測船ふじ」には、毎年たくさんの名古屋の子どもたちが訪れます。今回職場観察に行った生徒の中にも「小学生の時に学校で行った」と言う者がいました。子どもたちに夢やロマンを与えられる仕事について、今後とも職場観察していければと考えています。
生徒の声
・「山下さんがお話しされた日本で初めて南極に行った白瀬矗さんのことなど、とても興味深かったです。しかも愛知県にお墓があると聞いて、さらに興味が深まりました。分かりやすく教えていただき、本当にありがとうございます」（高校3年生男子）。
・「山下博道さんにお話しいただいたことは、しっかり学校に持ち帰って、学習発表会のプレゼンテーションで皆に伝えなければと思いました。色々と教えてくださり、ありがとうございました」（高校３年生男子）。
協力先名・URL
「南極観測船ふじ」のＨＰは下記。
実施校・参加者
第一学院高等学校 養父校（名古屋キャンパス）3年生
男子3名、女子0名。