雪印メグミルク株式会社中部統括支店様のご厚意により、リレハンメルオリンピックのスキージャンプ団体競技銀メダリスト西方仁也さんにお越しいただきました。生徒たちに「～競技人生から学んだ事～チームワークの大切さ」というタイトルで講話をしていただき、一生懸命に生きていくことや、仲間を想う気持ちの大切さなどを学ばせていただきました。

2015/6/26

計画・進捗

昨年6月に西方仁也さんにお越しいただき、講話をしていただきました。非常に好評を得て、生徒たちから「また来てほしい」と言う声があがったので、再び来てほしいとアプローチをさせていただきました。西方さんより快く承諾していただきました。

事前打合せ・事前学習

<事前打合せ>

昨年は事前学習として、西方仁也さんを取り上げたＴＶ「ＮＨＫスポーツ大陸」を生徒たち皆で視聴しました。今年の事前学習は、同じく西方仁也さんを取り上げたＴＶ「アンビリーバボー長野五輪ジャンプ団体奇跡のテストジャンパー」を視聴することにしました。

<事前学習>

6月26日（金）。西方仁也さんの講話の前に、皆でＴＶ「アンビリーバボー　長野五輪ジャンプ団体奇跡のテストジャンパー」というドキュメンタリーを視聴しました。その中で、長野オリンピックで裏方のテストジャンパーになられた西方仁也さんが取り上げられて、かつての仲間たちを支えていく感動的な姿が描かれていました。生徒たちが観ているあいだ、西方仁也さんと一緒に同行されたお二人の雪印社員の方が、生徒たちに雪印の乳製品を無償配布くださいました。

当日の様子

西方仁也さんを取り上げたドキュメンタリーを観た後に、西方仁也さんご本人に登場してもらい、講話をしていただきました。テレビ「アンビリーバボー」を観た感動の余韻が生徒たちにまだ残っており、教室はしんと静まり返り、生徒たちの視線が西方さんご本人の一点に集中しています。

西方仁也さんは、ゆっくりと語り始めました。まずリレハンメルの銀メダルの後に、身体の故障で長野オリンピックに出場できなかったことが非常に残念であったこと、しかし仲間たちが頑張っているので、自分も何かしら力になって応援しないといけないと思いテストジャンパーになったことをお話されました。そして長野オリンピックでは、吹雪の中、今にも試合が中断しようとしているその時、自分も含めたテストジャンパーたちが試合を再開されるように必死になってテストジャンプで跳び続けて、吹雪でも試合が再開できることを証明してみせたこと、そして試合は再開されて日本は逆転勝利の金メダル獲得になったことをお話されました。最後に、オリンピックのメダルには、たくさんの人たちの熱い想いが結晶していることをお話されました。

事後学習

<事後学習>

講話が終わった後に、ワークシートに意見や感想を記入してもらいました。そのあいだに西方仁也さんに持ってきていただいた本物の銀メダルを、生徒一人ひとりに触らせていただきました。

<ワークシートの意見・感想>

・「テレビのドキュメンタリーには、とても感動した。自分の命が危ないかも知れないのに、仲間を支えるために必死でテストジャンパーとして頑張る西方仁也さんは、ものすごい人だなと感じた」（２年生男子）。

・「自分は、中学の時にスポーツだけしかやってこなかったので、スポーツの悔しさとか、非常によく分かります。銀メダルを取って、次に金メダルを目指していた西方さんが、身体の故障でオリンピックにすら出れなくなったこと。すごくすごく悔しかったと思います。それでも仲間を支えようとした西方さんは、とても立派な方だと思った。自分だってこれからも、仲間を大切に出来る人間でいたいなと思った」（3年生女子）。

・「仲間を大切にする気持ち、スポーツへの熱い気持ち、それをテレビでも、また本人の話を聴いても、ひしひしと伝わってきた。テレビをみて、本人に話を聴いて、久しぶりに熱いものが胸からこみあげてきた」（2年生女子）。