小説家 堀田あけみさんが今年も来校してくださいました!(愛知県・高校生)

椙山女学園大学 入学センター様のご厚意により、小説家の堀田あけみさんにお越しいただきました。堀田さんは、10代の時に「1980アイコ16歳」で作家デビューされ、その後、次々と小説を発表されています。彼女の書いた小説は映画やTVドラマ、マンガにもなりました。堀田さんは小説家であると同時に、椙山女学園大学で准教授もされています。

 

しごと講話:2015/2/20

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計画・進捗

昨年、堀田さんにしごと講話をしていただいたところ、生徒たちから非常に好評で、「また呼んでほしい」という声が出てきました。椙山女学園大学 入学センターの方に相談し、今回の講話が実現しました。

事前打合せ・事前学習

<事前打合せ>

12月15日に入学センターの方と電話で事前打合せを実施。講話の内容は小説家の仕事に関すること、タイトルは「文学にできること~視覚と聴覚をめぐる言語~」に決まりました。堀田さんの小説は映画化やTVドラマ、マンガにもなっているので、小説家の想いと映像を作る側の想いなど、さまざまな視点から文学について語っていただくことにしました。

<事前学習>

堀田さんについてまとめた資料と、堀田さんの教え子が書いた短編小説を生徒たちに配布しました。

当日の様子

2月20日、堀田あけみさんが来校。日頃、大学で大勢の学生たちを前に講義をされているせいか、お話が非常に上手で、生徒たちは惹きつけらていきます。まず、教え子の方が書いた短編小説の映画を視聴。小説と映画の違いについて説明されます。著者の想いがそのまま映画に反映されるわけではなく、映画監督の想いで違った世界に描かれることもあると話されました。そして、映画は映画でしか表現できない良さがあるが、小説だって小説だけの良さがあることを強調。小説は活字で描いている世界なので、エンピツ一本あればどんな世界でも描ける素晴らしい部分があることを話されました。

堀田あけみさんのしごと講話
堀田あけみさんのしごと講話
堀田あけみさんのしごと講話
堀田あけみさんのしごと講話

事後学習

<事後学習>

ワークシートに意見・感想・質問を記入。その後、質疑応答の時間を設けました。

<ワークシートの意見・感想>

・「とても聞きやすい話し方で、堀田あけみ先生の言いたいことが良く分かり、理解しやすい講義だった。難しい部分は、例え話をしてくれて分かりやすかった」(2年生男子)

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・「私は漠然と、いつか小説を書いてみたいと思っていました。堀田あけみ先生は、私より若い年齢の時から小説を書いて、それに賞までもらっているから本当にすごいなと感じました。堀田先生に会えて良かったです」(2年生女子)

・「親に、今日堀田あけみ先生が学校に来る、と言うと驚いていました。残念ながら僕は先生のことを今回初めて知ったのですが、これからは先生の小説も読んでみたいと思っています」(1年生男子)

・「堀田あけみ先生のご主人が、テレビ『天才!志村どうぶつ園』にも出演されたことがある有名な動物カメラマンだと知りビックリしました。私も時々、『天才!志村どうぶつ園』を観ています。ご主人の小原玲さんは、アザラシの写真集など、たくさんの動物や自然の写真集を出しているカメラマンだと知り、そちらにも興味を持ちました」(1年生女子)

ワークシートを作成する生徒
ワークシートを作成する生徒
記念写真
記念写真
質問する生徒
質問する生徒

所感・振り返り

堀田あけみさんは、小説だけでなく、人間としても魅力的な方です。そして、トークも上手です。今回も昨年に引き続きお越しいただいて、非常に感動的な時間を共有できました。今後も生徒たちに感動的なものを提供していきたいと考えています。

協力先名・URL

椙山女学園大学

http://www.sugiyama-u.ac.jp/

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス) 1・2年次生

男子12名、女子11名