荒町毘沙門天王祭 神輿担ぎ(宮城県・高校生)

数年前から荒町商店街と交流をさせていただき、清掃活動や職場見学を通して地域の皆様と触れ合っています。毘沙門天王は子育ての神様や七福神、そして荒町のみんなの神様として多くの人々に尊崇されています。毘沙門天は、広瀬川の河原から稚児がご本尊を見つけてきたのがはじまりといわれています。そのような歴史ある荒町での神輿担ぎに、昨年に引き続き仙台キャンパスの生徒が参加させていただきました。

 
ボランティア実施日:2014/8/1




計画・進捗

荒町毘沙門天王祭は毎年8月1日に開催される歴史あるお祭りです。参加を通して生徒は地域の方々との結びつきを深め、他者貢献や自己肯定感を育む経験となります。

祭り当日、多くの人が神輿担ぎに参加します。
祭り当日、多くの人が神輿担ぎに参加します。
毘沙門天王祭が近くなると商店街も活気づいてきます。
毘沙門天王祭が近くなると商店街も活気づいてきます。

事前打合せ ・ 事前学習

神輿担ぎの経路の確認。
神輿担ぎの経路の確認。

去年の活動の様子を写真などで振り返りながら、校内でミーティングを行い、当日の諸注意などを確認しました。楽しみと緊張感の中、モチベーションを上げて当日を迎えられるよう皆で意志を共有しました。


当日の様子

8月1日14時、法被、足袋、帯を身にまとい準備は完了。湿気がまとわりつくような暑さの中での神輿担ぎとなりました。毘沙門天王祭では神輿担ぎだけではなく、「省エネ・創エネ・蓄エネ」を合い言葉に、エコを題材にしたE-Actionということで伊達武将隊が登場し、呼びかけをしました。

続きを読む

神輿行列は境内を出発し地区内を練り歩き、ご奉納をくださったご家庭に御札を配ります。私たちもその後に続いて「わっしょい!わっしょい!」と声を張り上げました。生徒は地域の大人の方々にたくさん声をかけていただき、その温かさに触れることができたと話しており、「卒業しても来年また来ます。」と明るい言葉が飛び出しました。曇り空で時折雷のなる中でしたが、毘沙門天の御利益もあり、境内に帰って来るまでお天気がもってくれました。

地域の中に飛び込んで学ぶことで、様々な職業の様々な立場の方々の楽しそうに活動する姿を直に見ることができ、「自分もこんなふうに社会で活躍できる人になりたい」との想いを持つことができたのではないでしょうか。

常に動き回り、蒸し暑い中での活動でしたが、生徒は充実感に満ちた表情で1日を終えることができたようです。

伊達武将隊も駆けつけました。
伊達武将隊も駆けつけました。
間近で見ると、すごい迫力!
間近で見ると、すごい迫力!

ご奉納をくださったご家庭に御札を配ります。
ご奉納をくださったご家庭に御札を配ります。
みんなで街を練り歩きます。
みんなで街を練り歩きます。

商店街を周り、最後は境内に帰ってきました。
商店街を周り、最後は境内に帰ってきました。

事後学習

お祭り終了後のお疲れ様会では、荒町商店街の方々と互いの頑張りを讃え合い、ボランティアリーダーの方からも生徒たちに称賛の言葉をいただきました。また、ボランティアを通して得たことを感想として振り返りました。

所感 ・ 振り返り

暑さと動き回る活動により体力面で心配なところはありましたが、一生懸命声を出して取り組むことができました。途中暑さから体調を崩してしまった生徒もおり、不安な部分もありましたが、「やってみたら楽しくできた」、「来年こそはやりきる」など新たな目標ができ、達成感に満ちた様子で活動を振り返ることができたようです。他者貢献と達成感を感じた貴重な経験となりました。

生徒の声

・途中で体調を崩してしまったが、来年こそはもっと準備してきっと神輿を担ぎます。

・地域のみなさんとの一体感がよかった。楽しかった。卒業しても来年もまた来たいです!

協力先名・URL

荒町商店街振興組合

http://www.aramachi.com/

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(仙台キャンパス) 1~3年次生

男子1名、女子1名