接客業に興味を持っている生徒が多く、実際に仕事を見せていただこうと、ホテルでの職場観察を計画しました。お客様に対する配慮や気遣い、普段の心がけについての話を直に伺おうと思いました。

6月6日、第1回事前ガイダンスで、挨拶や身だしなみについてなど、訪問する上での基本的な礼儀について学習しました。6月13日、第2回事前ガイダンスでは、当日のスケジュールや従業員の方への質問を考えました。

6月19日、ホテル東日本盛岡を訪問。フロントで従業員の方々が温かく迎えてくださいました。宴会場や客室などの館内見学に続き、従業員の方のお話を伺った後、生徒が「1番多いクレームは何ですか？」という質問をしました。「お客様によって感じ方や求めているものが違うので、これが1番というものはありません。ただ、クレームから築ける信頼関係もあります。失敗は誰にでもあること。大事なのはその後に、いかに誠実な対応をするかです。」という回答をいただき、生徒たちも深く感銘を受けたようでした。

職場観察の振り返りを行い、お礼状や掲示物などを作成しました。各グループごとに役割分担をして、協力しながら活動しました。「お客様と深い関係が築ける、とても素敵な仕事だと思いました」など、生徒たちから様々な感想が出ました。後日、生徒たちがお礼状を持って伺い、感謝の気持ちを伝えました。

館内の様子はもちろん、それ以上に対応してくださった従業員の方々の笑顔や、お客様への気配り、仕事への誇り、仲間と協力し合って取り組む姿が印象的だったようです。感謝される喜びや、失敗した後の対応が大切ということを学ぶ良い機会となりました。

私立　第一学院高等学校 高萩校（盛岡キャンパス）　1・2年次生

男子5名、女子6名