コミュニケーションは仕事のかなめ ~観光協会の職場体験に学ぶ~(愛知県・高校生)

キャンパス所在地・愛知県豊橋市の隣りに位置する豊川市。日本三大稲荷のひとつとされる豊川稲荷妙厳寺をはじめ、いくつもの見所があり、昨年11月中旬には、ご当地B級グルメの祭典・第8回B-1グランプリが開催されたところでもある。まちの観光資源を、近隣自治体、そして市民に知ってもらい、訪れてもらうためにはどんな発信をすればよいのか。コミュニケーションスキルを磨く機会になった職場体験である。

 

職場観察実施日:2014/2/25

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計画・進捗

地域社会の一員であることを生徒たちに実感してもらうべく、地域活性化事業の見学や手伝いをさせてもらえる場を探していた。愛知県豊橋市の隣りにある豊川市観光協会で受入可能という話を聞き、2014年1月20日、職員が協会を訪問し、お願いをする。

豊川市観光協会事務所入口
豊川市観光協会事務所入口
豊川市観光マスコットキャラクター・いなりんの木彫り
豊川市観光マスコットキャラクター・いなりんの木彫り

事前打合せ ・ 事前学習

豊川市観光協会ってどんなところ?
豊川市観光協会ってどんなところ?

2014年2月20日、事前学習実施。


当日の様子

ポスター貼り替え開始
ポスター貼り替え開始

2014年2月25日10時、職員と共に生徒が訪問。朝礼が始まり、「お互いをニックネームで呼びあっている」と聞き、驚く。職場らしくない。

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しかし、協会事務所入口のポスター貼り替えの仕事をもらって取り組んでみると、速く多くのアイデア、センスが求められることを知る。「3月22、23日に豊川稲荷境内で豊川いなり寿司フェスタ開催」というポスターを、どう貼れば、多くの人に見て知ってもらえて、実際当日に訪れてもらえるか。ただ貼っても背景にしかならないし、時間と費用をかけ過ぎては無駄が出る。最少限の負担で最大の効果を出すのが経済の筋。さて、どうする?悩みまくる生徒。


事後学習

2014年2月27日、ワークシートとお礼状、職場体験記(ポスター)の作成。

豊川市観光協会ってこんなところ①
豊川市観光協会ってこんなところ①
豊川市観光協会ってこんなところ②
豊川市観光協会ってこんなところ②

所感 ・ 振り返り

どの業種、職種であれ、自分の意見を同僚に伝え、協働することや、お客に商品を提案し、楽しんでもらうことは大前提であると同時に、ベテランでも悩むことである。手伝わせてもらったのは観光協会の数多くある業務のうちのわずかだが、参加生徒は発信業務を通じて、あらゆる職業に共通する大変さを体験できたと思う。

協力者 ・ 生徒の声

<協力者の声>

観光事業は、他地域からお客様を招くだけでなく、地元の人にわが町のよさを再確認してもらう側面もあります。


<生徒の声>

・職員の皆様方がニックネームで呼びあっているのを見て、とても仲が良さそうな、楽しそうな職場だなと感じました。お仕事中にもかかわらず一つひとつの質問に丁寧に対応していただいて、とても助かりました。

・たとえ場所が離れていても、同じ時間に観光マスコットキャラクターのいなりんを2体出さないなどの徹底ぶりに驚かされました。

協力先名・URL

豊川市観光協会

http://www.toyokawa-map.net/

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 養父校(豊橋キャンパス) 2年次生

男子2名