普段自分たちが口にしている食品はどのような過程を経て出来ているのかを学ぶため、今回は工場見学を実施しました。小さい頃から馴染みのある牛乳を作っている雪印メグミルク株式会社様に職場見学でお邪魔させて頂き、そこにはどのような人が働いているのか、どのような雰囲気の職場なのかを見学させて頂きました。
職場観察実施日：2014/1/15
計画・進捗
自分たちの知っている職業を増やそうという目的のもとに今回の職場観察を行いました。その中で「工場で働くことについてもっと知りたい！」という声が生徒から挙がり、工場での職場見学に向けて実施準備が始まりました。その中で主旨を快諾して下さった雪印メグミルク株式会社様にご協力して頂き、職場見学の実施が決定しました。小学校・中学校時代に給食で雪印メグミルク様の牛乳を飲んでいたという生徒も多く、「あ、あの赤いパッケージの牛乳の会社！」と思い出す生徒もいました。
事前打合せ ・ 事前学習
事前学習ではワークシートを使用し、工場で働いている人のイメージを聞きました。「もくもくと作業しているイメージ」というイメージが沢山出てきました。また、雪印メグミルク株式会社の従業員の方に質問してみたいことは？と聞いたところ、「どうしてこの世界に入ろうと思ったのか」「実際に働いていて大変なことは何か」などを質問してみたいという声があがりました。
当日の様子
1月15日雪印メグミルク株式会社様の酪農と乳の歴史館を、札幌工場にて職場見学をさせて頂きました。まずは歴史館にて工場内で使われている機材を学びました。ミニチュアと実寸大のサイズの模型がずらりと並び、その中を案内係の中野様に案内して頂きました。「乳製品を作る過程でこんなにも沢山の工程が必要なんだ！」と驚く生徒もいれば「機械も改良に改良を重ねて今の形になっているんだね。」と感想を述べる生徒もいました。
歴史館の見学終了後、工場内の見学へ移動しました。牛乳の製造室を窓越しに見ることが出来、「あ！赤いメグミルクのパックが見える！」と見つけて声を上げる生徒もいました。製造室の中には従業員の方が2名働いており、従業員の動きを観察することが出来ました。思ったよりも緊張感のある空間だったと感じる生徒もいました。最後に雪印メグミルク様で製造をしている乳酸菌飲料のカツゲンとSAPPORO MARUYAMA ZOO CHEESEの試食を行いました。「製造を見た後に食べると、より美味しく感じる！」と笑顔で試食をすることができました。
事後学習
事後学習では職場見学での感想・学んだことをワークシートにまとめました。「チーズを作る工程の映像や模型が凄く面白かった。」「雪印メグミルクでは乳製品以外の物も製造しているということに驚いた」などの感想を一緒に見学に行った生徒同士で話す場面も見られました。また、今回の職場見学を経て、工場で働きたい！という想いが沸き出た生徒も居り、将来の自分のイメージを具体的にすることが出来たようでした。
所感 ・ 振り返り
今回、初めて工場の職場見学を実施しました。自分たちの身近にある製品がどのような過程で出来ているのか、またどのような人が携わっているのかを学ぶことが出来、将来の自己像を描くことができました。今回の職場見学は１・２年生が参加をしました。２年生で就職を製造業でしようと考えている生徒は、来年度の自分の姿を重ねることが出来たようでした。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
1月15日はご来館頂きまして誠にありがとうございました。生徒の皆様にもよろしくお伝えくださいませ。またのお越しを心よりお待ち申し上げております。
<生徒の声>
将来の自分の姿をイメージすることの出来る職場見学でした。工場で働きたいという気持ちがあるので、これからも色々な職場の工場見学に行ってみたいと思いました。
協力先名・URL
雪印メグミルク株式会社
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校（札幌キャンパス）
男子6名、女子4名