岐阜市の柳ヶ瀬商店街・美殿町の活性化に協力するため、地域の一員としてイベントやボランティアに参加した経緯を踏まえ、職場見学を通して柳ヶ瀬・美殿町についてより深く学んだ。今回は栗粉餅の有名な弁天堂に伺い、お店や商品についてだけでなく柳ヶ瀬商店街についても教えていただいた。
職場観察実施日：2013/11/20
計画・進捗
私たち第一学院の生徒たちも地域の一員として柳ヶ瀬商店街活性化に協力するため、イベントやボランティアに参加した経緯がある。今回はその柳ヶ瀬商店街のお店一軒一軒について詳しく知ろうということで、生徒たちが興味のあるお店に伺い、ジョブシャドウィングのお願いをした。生徒たちはかつての賑わいを全く知らないが、お店や町について知ることで少しでも愛着を持ち活性化につなげたいと考えた。
事前打合せ ・ 事前学習
2013年11月11日、岐阜市の柳ヶ瀬・美殿町周辺で職場見学に訪れたい場所を探す。18日、対象生徒が弁天堂についてインターネットで調べ、質問事項を話し合う。また、訪問の際のマナーについても確認する。
当日の様子
2013月11月20日、柳ヶ瀬商店街の弁天堂を訪問し、店主の方から名物の栗粉餅について話を伺った。先代から続く和菓子で、多い時には1日数千個を販売すると聞き、驚く。
栗の産地にこだわり、その日の気温や湿度などで材料の配合を変えているそうで、とても繊細なお菓子だと教えていただいた。また、かつての柳ヶ瀬商店街は連日多くの人で賑わっていたが、最近では人影もまばらで寂しいという柳ヶ瀬商店街の歴史も話していただいた。生徒たちは柳ヶ瀬についてほとんど知らないが、人混みで賑わう柳ヶ瀬を想像しながら聞き入っていた。
事後学習
2013年12月2日、グループで見学当日の質問事項についてまとめワークシートに記入、プレゼン資料を作成した。また、それぞれお礼の手紙を書いた。
所感 ・ 振り返り
柳ヶ瀬商店街の夏のイベント（お化け屋敷）にボランティアとして参加したので、見学のお店を選ぶところから興味を持って取り組むことができた。実際に話を聞き、普段は見えない仕事の様子などを聞くことができ、働くことについての勉強になった。製造現場が別のところにあるので今回は見学できなかったが、製造工程が見れるとよりイメージが湧いたと思う。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
お店が開いている時間は店番をする程度だが、仕入れや開店前に商品を作る工程など、見えないところでの準備や作業について知ってもらえてよかった。
<生徒の声>
柳ヶ瀬についても弁天堂についても初めて知ったことが多かった。栗粉餅がとても美味しくて感激した。創業が大正時代でとても長く続いていること、店主の方が元々洋菓子職人でドイツ留学されていることなどを知り、びっくりした。国産の栗の使用や日持ちはしないが美味しく食べてほしいというご主人のこだわりがわかり、勉強になった。
協力先名
弁天堂
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校（岐阜キャンパス） 2年次生
男子3名