JR松山駅 仕事見学(愛媛県・高校生)

鉄道関係に興味を持っている生徒が2名いたことから、1年生の職場観察としてJR松山駅を訪問することにしました。事前学習では列車の運転手さん・車掌さん以外に、どんな仕事があるのか考えてみることからはじめました。実際に駅に行ってお話を伺うと、列車の運行や整備、駅での業務はそれぞれ別の仕事であり、その中で駅でする仕事はどんなものがあるのかを学ぶことができました。

 

職場観察実施日:2013/10/7

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計画・進捗

6月21日のロングホームルームで、まだ将来の仕事について明確な目標が立てられていない1年生に、好きなことから仕事を考えてもらうために好きなことは何かを話し合いました。その中の2名が、子供のころから新幹線をはじめとする列車が好きなことから、7月19日の終業式で校舎の近くにあるJR松山駅について学ぶことにしました。

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9月18日に事前学習を実施、10月7日に駅を訪問して、仕事をしている様子を近くで見せていただくことにしました。

事前打合せ ・ 事前学習

駅の仕事はどんなものがあるか考えます。
駅の仕事はどんなものがあるか考えます。

9月18日に事前学習を行い、駅にはどんな仕事があるのかを考えました。運転手さん・車掌さん・改札業務などはすぐに思い浮かびましたが、そのほかにどんな仕事があるのかなかなか思いつきません。

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身近な交通機関なのに知らないことが多いことに気づきました。


当日の様子

10月7日、JR松山駅を訪問。まずは改札の仕事を見学します。JR松山駅は自動改札ではなく、それが全国的には少なくなりつつあることを聞き、生徒は驚いていました。その後、改札を通り、ホームに向かいました。特急のホームは上り線と下り線が一緒なので、同時に二台停まることもあるという全国的にも特殊な駅の構造だということを知りました。

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国体に向けて、この改札もこの構造も変わってしまうと聞き、「きれいになるのが楽しみ」という生徒と、「残念だね」という生徒に意見が分かれました。ホームでお話を伺っている間、ちょうどアンパンマン列車が停まっており、「この電車に乗って旅行がしたい」と、生徒たちも大喜びで記念写真を撮りました。駅の仕事と、運転手や車掌などの列車内の仕事は管轄が違うということで、今回は残念ながら列車の中に入ることができず、「次は運転手さんの仕事を見学したいね」と話していました。

ホームでのお仕事についてお話をうかがいます。
ホームでのお仕事についてお話をうかがいます。
アンパンマン列車とともに。
アンパンマン列車とともに。

事後学習

10月11日に事後学習を実施しました。学んだことや気づいたことをそれぞれまとめ発表しました。車両の値段(なんと1億円だそうです)についてはみんな印象が強かったようです。また、女子からは、「女性の車掌さんがいるということが印象に残った」という感想がありました。

 

 

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次に、説明してくださった方にお伝えしたいことをまとめ、発表しました。恥ずかしくて質問できなかったけれど、笑顔でいろいろなことを話してくださったのがうれしかったとのことです。また、JRで通学している生徒からは「これまでは何も考えずにただ乗っていたけれど、いろいろなことが知れて面白かった」という感想がありました。

松山駅では電車とディーゼル車が運行していますが、ワークシートの中で生徒たちが電車と汽車と区別して表現しており、そこにも学んだことが表れていました。

所感 ・ 振り返り

電車が好きな生徒が複数いたことからJR松山駅での職場見学を企画しましたが、管轄が異なるため列車の中に入ったり、運転席を見たりという生徒の希望をかなえることができませんでした。整備などもまた別の部署ということで、今後そのようなところに見学に行くと知識がひろがり、興味も深まるのではないかと感じました。

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 養父校(松山キャンパス) 1年次生

男子2名、女子3名