丸紅株式会社 九州支社の支社長、経理課長、部門長より各仕事内容を教えていただきました。商社の業務内容を知り、グローバルな視点での仕事の理解を深めました。特に、海外駐在員（香港）の方とのLIVEトーク体験は、この企業の国際性を感じた時間でした。後日、振り返りを実施し、お礼状を作成しました。
職場観察実施日：2013/10/30
計画・進捗
世界で活躍する企業を訪問したいと生徒から声があがり、総合商社である丸紅株式会社 九州支社のご担当者様に、趣旨および説明を行いました。
事前打合せ ・ 事前学習
支社長、経理課長、営業部長の3名の方と打ち合わせを実施しました。社員の方の体験談をお願いしたところ、丸紅香港勤務の駐在員の方（管理財務部長、45歳男性、単身赴任、本年度4月赴任）と、電話でのLIVEトークのご提案がありました。会社案内ビデオ視聴・営業部紹介の後に、その海外駐在員の方へ質疑応答をすることになりました。
事前学習では、丸紅株式会社は総合商社第5位で、総合商社で唯一最高益を更新していること、大学新卒生にも毎年大人気の企業であることを学び、質問事項を各自準備しました。
当日の様子
10月30日、生徒3名（男子2名・女子1名）で参加をしました。会社紹介ビデオ視聴、営業部（情報・金融・不動産部門）紹介、海外駐在員との電話での質疑応答、全体の質疑応答、写真撮影という内容で進みました。商社の業務は、教育以外のあらゆる分野に関わる国内及び海外との貿易や、情報・金融（保険含む）、不動産等もあるとのこと。また最近では、楽天とのコラボレーションによるインターネット接続サービスも行っていることなども学びました。
丸紅は伊藤忠兵衛氏が創業し、元々は伊藤忠商事と同じ会社だったという話を聞いて、生徒たちは感動している様子でした。また、入社後2年間は東京の本社で研修があり、その後全国の支社か海外に配属になるとのことです。20代で必ず1回は海外勤務があるということなど、生徒たちにとって驚くべき内容ばかりのようでした。
事後学習
後日、事後学習を実施しました。①仕事のどのような点に興味を持ったか、②仕事のどのような点が大変そうだと思ったか、③最も印象に残ったことを考えました。振り返りをした後、前記の①②③を踏まえながら、お礼状を作成しました。最後に分かったことは、商社というのは、「いろいろなものに付加価値を付けていく企業である」ということです。
その例として、ミネラルウォーターの「いろはす」を作っていることや、ユニクロ商品の服の繊維を作っていること、最初にドコモショップを作ったこと等、身近なものが多く親しみが湧いたようです。
所感 ・ 振り返り
総合商社がどのような業務を行っているかが分からなかったが、事前学習や実際のジョブシャドウィングに行い、「いろいろなものに付加価値をつけていく会社」であること、また、身近な商品にも商社が関わっていることがわかり、改めて社会の仕組みの複雑さと面白さを実感しました。更に、「商社と言えば海外・貿易」という印象が強く、入社時にはTOEIC730点以上が必要とのお話でしたが、英語力よりも一緒に仕事をしたいと思える人材を採用するという会社の方針に、生徒共々感銘を受けました。
協力者
<生徒の声>
総合商社はあらゆる分野に関わる仕事をしており、その様々なものに付加価値を付けていく会社であるということが分かりました。更に、「自分の言葉で熱意をいかに表現するか」と「コミュニケーション力が大切である」は、私の中で最も印象深かった点です。また、香港駐在員の方とのLIVEトークで、仕事中は会議も含めて英語で進めているという点に驚きました。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校（博多キャンパス） 2・3学年次生
男子2名、女子1名