三陸を応援!第7回復興バザーに参加(岩手県・高校生)




いわて県民情報交流センター(アイーナ)主催、東日本大震災の津波被災地を応援する復興イベントに初めて参加しました。イベントで行われる復興バザーでは、収益金の一部を岩手県災害義援金募集委員会を通じて寄付します。盛岡キャンパスでは、フットサルサークルと手芸サークルが中心となり、イベント内のフリーマーケットに出店しました。

 

ボランティア実施日:2013/6/16

計画進捗

アイーナの中の青少年活動交流センターの担当の方から、イベント参加のお誘いを受けました。ボランティアを通して、東日本大震災で津波により被災された方々へ想いを寄せることができたらと思い、生徒たちに案内したところ、サークルメンバーで参加することとなりました。



事前打合せ ・ 事前学習

5月27日(月)昼休み

ボランティアに参加するサークルメンバーで合同ミーティングを行いました。復興バザーに向けて、家族や友達へのリサイクル品の呼び掛けや準備のためのスケジュールを確認しました。

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6月3日(月)14:50~16:00

手芸サークルはバザーに手描きのポストカードも出品することにしました。1枚1枚、色鉛筆の淡い色彩で丁寧に描いていきました。

 

6月10日(月)昼休み~14:00

商品のラッピングと値段付けを行いました。いくらだったら買っていただけるか、自分だったらいくらで買うか、けっこう悩むものです。また、私たちの出店ブースを目立たせるための看板作りも。たくさんのお客さまに足を運んでもらいたいという思いを込めて作業しました。

 

6月14日(金)昼休み

最終ミーティングで当日の確認をし、再度、バザーで関わる担当者の方々やお客さまに気持ちのいい挨拶ができるように気を引き締めました。その後、手分けをしてアイーナまで商品を運びました。

14:00~16:00

青少年活動交流センターさんと男女共同参画センターさんの担当の方々に教えていただき、準備をしました。生徒たちはこの日のために名刺を作成していました。準備に入る前、生徒たちはお世話になる担当の方に、その名刺を用いて少し緊張しながら挨拶をしました。

名刺の出し方、受け取り方を体験して学びました。
名刺の出し方、受け取り方を体験して学びました。
挨拶の練習も改めてしました。
挨拶の練習も改めてしました。

当日の様子

6月16日(日)8時30分集合。青少年活動交流センターの方の指示に従い、台車で各ブースの商品の搬入を手伝いました。アイーナ館内は早くも準備の人たちの熱気が立ち込めていました。搬入を終えた生徒は警備の仕事を任されたり、盛岡キャンパスブースの商品を並べたりと慌ただしく動きました。バザー開店の10時30分、いよいよ初のフリーマーケットです。生徒のほとんどがこのような接客は初めてで、最初はなかなか声をかける勇気も出せなかったのですが、間もなく「いらっしゃいませ!」「いかがですか!」と大きな声が出るようになりました。

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「もっと安くならない?」というお客様のご要望にも、「では、○○円で結構です」と応じることができるようになり、満面の笑みが浮かんでいました。商品をお買い上げいただいた際には、学校の連絡先と「どうもありがとうございます!」と書いたメッセージカードを添え、多くの方に笑顔でお渡しすることができました。また、他のブースのリサイクルの子供服売り場のお手伝いもさせていただきました。15時30分までに商品の約8割を売ることができ、売上げは全額寄付しました。閉店後は商品の搬出を手伝い、後片付けをして終了。青少年活動交流センターさんからも「今日は一日、お疲れさまでした。みなさんのがんばりで助けてもらいました。本当にありがとう!またぜひボランティアに来てください」と労いの言葉をいただきました。

だんだんと接客が楽しいと感じられるようになりました。
だんだんと接客が楽しいと感じられるようになりました。
出展の準備も手作りで、協力して考え行います。
出展の準備も手作りで、協力して考え行います。

子ども服を売る他店のお手伝いも積極的にできました。
子ども服を売る他店のお手伝いも積極的にできました。

事後学習

6月24日(月)昼休み、職員から参加した生徒たちに、「みんなががんばってくれたおかげで、これだけの義援金を渡すことができました」とバザーの売上金の発表をすると、大きな歓声があがりました。満足のいく活動となったことをみんなで分かち合いました。

所感 ・ 振り返り

はじめは緊張や不安もありましたが、復興バザーの参加によって、生徒たちは大きく成長することができました。また、青少年活動交流センターさんをはじめ、アイーナの中で活動されている様々な方々との関わりができたことも、生徒たちにとって貴重な経験となりました。

生徒の声

自分たちで値段を決め、商品を並べて、それが売れていくのがとても楽しかった。活動の成果が売上げになって、被災地の役に立てたことがとても嬉しいです。

協力先名・URL

青少年活動交流センター

http://www.aiina.jp/seishounen/

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(盛岡キャンパス)

男子5名、女子5名