ガスについてより理解を深めること、実用性を体感することを目的とし、京葉ガス株式会社を訪問しました。当日はガスの説明と、実際に最新のガステーブルを使用して調理実習を行いました。参加した生徒たちは、『ガス』というエネルギー源の力を再確認すると共に、社員の方のお話から働くことのリアルや今という時間の大切さを感じることができました。
職場観察実施日：2013/9/11
計画・進捗
今回は、私たちの生活を支えている『ガス』について、より身近に感じてもらいたいという目的で、柏市役所の近くにある京葉ガス株式会社を訪問させていただきました。
ホームサービス部を担当している秋本さんより、「最新のガステーブルを使用して調理体験も実施するのはどうか」というご提案をいただき、身体を動かしコミュニケーションもとりながら楽しく職場体験をさせていただけることになりました。
事前打合せ ・ 事前学習
9月10日午前中に、事前学習を行いました。参加した10名は学年も性別も様々のため、初めて顔を合わせる生徒同士もいました。今回の体験のメインである調理実習にはコミュニケーションが欠かせないことを確認し、全員が気持ち良く当日を迎えられるよう、改めて自己紹介を行いました。また、社員の方に直接質問できることを伝え、社会に出て行くための基本として各自が自分の名刺を作り、渡し方の練習を行いました。
当日の様子
9月11日、柏にある京葉ガス株式会社さんを訪問しました。ホームメーカーさん向けの営業に使用されている建物はモデルハウスのようにきれいで、ミストサウナつきのお風呂や最新のガステーブル完備のキッチンがあります。まずは床暖房完備のダイニングルームで、ガスについてのお話を聞きました。意外と知らないところでガスが使われていて新たな発見がありました。
続いて、最新のキッチンで調理実習です。ご担当の秋本さんがカレーとパウンドケーキの材料を準備してくださっていました。メインのガステーブルは、温度設定ができたり空焚き防止になっていたり、なにより音声ガイド機能がついていたりと、より便利なものへと進化をしています。お米もガスの炊飯器で炊き、ケーキは魚焼きグリルに専用の器具を入れて焼きました。出来上がったものはみんなで美味しくいただきました。
食事の後は、入社2年目の笹島さんを囲んでお話を伺います。就職のきっかけや1日のスケジュールなどお仕事に関すること、高校生のうちにやっておけばよかったことなどお話いただきました。3年生の生徒からは、「就職活動での面接のアドバイスをいただけますか？」との質問もありました。一つひとつ丁寧に笑顔で答えていただき、生徒たちはとても前向きな気持ちになることができました。
事後学習
事後学習では、感想の記入とお世話になった方へメッセージ作成を行いました。生徒からは、「ガスの利用方法が豊富なことに驚きました。
床暖房が凄く快適だというお話だったので、ぜひ試したいなと思いました」、「ガスのことから就職や高校での過ごし方まで、色々教えてくださりありがとうございます。自分も今できることを一生懸命やっていきたいと思いました」など、前向きな声があがりました。
そして、10月3日午前、お世話になった秋本さんと笹島さんを訪問し、感謝状をお渡ししました。当日参加した3年生も同行し、先日就職試験で内定をいただいたという報告をしました。お二人にも喜んでいただき、人と人の出会いの素晴らしさ、様々な方にお世話になって成長していけることのありがたさを改めて実感しました。
所感 ・ 振り返り
今回の職場見学は、身近なエネルギー源であるガスをより深く知ること、それを利用した快適な生活を体感してもらうことを目的に行いました。2011年の東日本大震災以降、原子力発電所の存続が問題になっています。今回の体験をきっかけに、オール電化ならぬ、『オールガス化』の是非を考えることができたのではないでしょうか。
さらに、お二人の社員の方から魅力的なお話を伺えたことにより、社会に出て働くこと、そのために現在取り組むべきことが新たな視点から確認できました。今後、自分の進路を考える上で参考になる貴重な時間を過ごせたことと思います。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
京葉ガス株式会社
ホームサービス部 北部センター 渉外・管理グループ 課長
秋本 和秀さん
<生徒の声>
金原 諒さん
協力先名・URL
京葉ガス株式会社
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校（柏キャンパス） 2・3年次生
男子3名、女子7名、引率2名