地元にある世界的宇宙産業JAXA相模原キャンパスを見学しよう(東京都・高校生)


地元にある世界的企業がどのような仕事をしているのか知ることを目的に、JAXA相模原キャンパスで本物の人工衛星やロケットなどを見学しました。自分たちの知らない世界や仕事の話に、生徒たちは真剣に聞き入っていました。

 

職場観察実施日:2013/10/17

計画・進捗

外からは分かりにくい仕事への知識を深め、希望進路発見・実現・定着につなげることを目的に、地元企業で有名なJAXAに行くことにしました。JAXA相模原キャンパスでキャンパス見学を受け入れていると知り、1ヶ月前に申し込みました。「地域探求」の授業の一環で、訪問日時の設定を行いました。

事前打合せ ・ 事前学習

宇宙産業の理解を深めるために、JAXAの研究やロケット、人工衛星について掲載されている冊子を準備し、3~4週間前から教室に掲示しました。生徒たちは各自読んで、意欲的に学ぼうとしていました。訪問直前には、インタビューシートや自己紹介シート、事前学習シートを記入しました。

当日の様子

10月17日、JAXA相模原キャンパスを訪問。実物のロケットや人工衛星を観察しました。宇宙産業に詳しい生徒が、ここはこういう機能があるなどロケットの話をしてくれる場面がありました。その後、解説員の方と合流。JAXAの概要のVTRを観た後、見学をスタート。至る所に本物の人工衛星等が置いてあることに、皆驚いていたようです。

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他にも、宇宙では3グラム程度の推進力で飛んでいくことや、液体燃料と固体燃料の長所・短所など、多くのことを説明していただきました。中でも、多くの生徒を驚かせていたのは、人工衛星の表面に貼ってある熱を防ぐシートが薄いアルミホイルのようなものであり、さらにマジックテープで止まっていた点でした。生徒たちは疑問に思ったことをその場で聞くことができ、JAXAに入社するために必要なこと等の質問にも快く答えてくださり、大変有意義な見学となりました。

みんな真剣な表情で見学しています。
みんな真剣な表情で見学しています。
実際使われている部品を持って重さを確かめました。
実際使われている部品を持って重さを確かめました。

事後学習

10月24日、事後学習を実施。シートを使い、気付きや感想を記入し、一人ひとりに発表をしてもらいました。工業系の専門学校を目指していた1年生が大学で学ぶことも視野に入れはじめ、当初予想していたよりも良い気付きがたくさん出ました。改めてお礼の手紙を書く時間を設け、今回参加できなかった生徒も連れてその手紙を届けに行こうと考えています。

所感 ・ 振り返り

今回の職場観察を通じて、世の中には様々な職種があることに知り、自分の視野を広げる良い機会になったと感じます。

協力先名・URL

JAXA相模原キャンパス

http://www.jaxa.jp/about/centers/sagamihara/

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(町田キャンパス) 1年次生

男子4名、女子3名