笹の川酒造の職場観察(福島県・高校生)




地元で有名な老舗「笹の川酒造」で職場観察を行いました。地元の企業が実際どのように仕事をしているのか、働く上でどのようなことに苦労されているのかなど、働く人の実際の声を聞いて、働くことをイメージしてもらうために実施しました。また、地元で長く愛されている企業を知ることで、地元の人たちの苦労や歴史を感じてもらうことも狙いでした。

 

職場観察実施日:2013/10/2

計画・進捗

様々な仕事があり、また、その中身も多種多様だということを生徒たちに知ってほしいと考え、市内にある笹の川酒造に職場観察を依頼したところ、快く承諾していただきました。いずれ就職することはわかっていても仕事の内容やその苦労はわからないという生徒や、将来やりたいことがまだ漠然としているという生徒のために、将来の方向性を見出せるきっかけになればと計画しました。

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9月上旬に依頼のお電話をし、10月2日(水)に見学させていただくことになりました。

事前打合せ ・ 事前学習

10月2日(水)12:50より、「笹の川酒造」について話し、質問事項をまとめました。また、挨拶やお礼をきちんと言えるように指導しました。

当日の様子

10月2日(水)13:55、常務の山口さんより、笹の川酒造の歴史と取り扱っている商品の説明、日本酒が出来上がる工程や大変なことについてお話いただきました。その後、実際に日本酒を作っている工場を案内していただきました。毎日お酒の状態を観察している研究施設から、精米、蒸米、もろみにするまでの機械、絞りや貯蔵など、日本酒作りに必要な工程の全てを見学させていただきました。

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普段見ることのない大きな機械やタンクに、どの生徒も驚いた様子で見学していました。見学後、積極的に質問している姿も見られ、とても有意義な時間となりました。また、お土産におせんべいと甘酒飴をいただきました。

笹の川酒造に到着。
笹の川酒造に到着。
真剣に話を聞く生徒たち。
真剣に話を聞く生徒たち。

今回説明してくださった山口さん。
今回説明してくださった山口さん。
酒蔵ならではの機械を前に説明を受ける生徒たち。
酒蔵ならではの機械を前に説明を受ける生徒たち。

巨大なタンクに驚きました。
巨大なタンクに驚きました。
質問も積極的に。
質問も積極的に。

お土産までいただきました。
お土産までいただきました。

事後学習

10月2日(水)15:30、感想とお礼状の記入を宿題としました。感想には、「お酒について無知だったが、とてもいい勉強になった」「説明が丁寧でわかりやすかった」「お酒を造るにはいろいろと大変だと知った」「日本酒が美容にいいとは知らなかった」などが書かれていました。発見や学びの他に、案内してくださった山口さんへの感動や感謝の声も多く聞かれました。

 
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仕事の中身だけでなく、実際に働く人を見ることで、自分が働く時の目標に繋がったのではないかと思います。

所感 ・ 振り返り

日本酒がどのように作られているのかを知って、その作る苦労に生徒たちは驚いていたようです。また、説明してくださった山口さんの丁寧な対応に感動している生徒もおり、社会人としての良いお手本を見せていただいたのではないかと思います。

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(郡山キャンパス)

男子4名、女子6名