赤十字血液センター献血ルームにて献血の必要性を学ぶ(山梨県・高校生)



今回、赤十字血液センター甲府献血ルームを訪問し、赤十字の活動や献血の現状、必要性について学びました。職員の方のお話を聞いた後に自主的に献血を申し出る生徒もいて、ボランティアとしても社会に貢献する良い機会となった職場観察でした。

 

職場観察実施日:2013/10/15

 

 

計画・進捗

献血を知る機会を得て、社会貢献について考えようと今回の訪問を計画しました。また、医療に興味のある生徒がいたこともあり、赤十字の活動についても説明をしていただくことにしました。

事前打合せ ・ 事前学習

10月15日(火)、出発前の事前準備として、献血について抱くイメージや献血ルームで見たいこと、聞きたいことを話し合いました。「採血した血はどこに持っていくのか」「血は1回につきどのくらい採るのか」「献血は痛いイメージがある」など、率直なイメージや質問内容をみんなで交換し合いました。

当日の様子

10月15日(火)午後、赤十字血液センター甲府献血ルームを訪問。まずは献血について学びました。血液の有効期間が短いので年間を通じて平均的な献血者の確保が必要であると説明していただきました。職員の方の「血液は人口的に作れない」「血液は献血者の善意でいただいている」という言葉に、生徒たちは頷きながら真剣な表情で聞いていました。

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はじめは「血を見るのが怖い」「注射は苦手」と消極的な様子だった生徒も、職員の方の親切な対応や実際に献血されている方々を見るうちに、緊張が和らいだのか積極的に献血機材や採血室を観察していました。

明るくておしゃれな雰囲気の献血ルーム。献血者にくつろいでもらえるよう工夫されているそうです。
明るくておしゃれな雰囲気の献血ルーム。献血者にくつろいでもらえるよう工夫されているそうです。
職員の方の話を聞く生徒たち。真剣です。
職員の方の話を聞く生徒たち。真剣です。

いざ、採血室へ。
いざ、採血室へ。
献血前の問診中。
献血前の問診中。

献血おつかれさまでした!
献血おつかれさまでした!

事後学習

お礼のメッセージ作成。
お礼のメッセージ作成。

職場観察終了後の振り返りでは、それぞれが学んだことや感じたことをまとめ、お世話になった献血ルームの方々にお礼のメッセージを作成しました。

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「楽しかったです。とても勉強になりました」「職員の人がみんな笑顔でうれしかったです。ありがとうございました」「思ったよりたくさんの人が献血をしていて驚いた。自分も協力しようと思いました」「今は献血がとても身近に感じる。献血ルームの人たちが心地よい雰囲気作りに努力しているからだと思う」など、生徒たちは様々な感想と共に職員の方へ感謝の気持ちを書き記していました。

後日、お礼メッセージをお渡ししたところ、とても喜んでくださいました。


所感 ・ 振り返り

今回の職場観察では献血の必要性を知り、社会貢献の意識を高めてもらうことが目的でした。社会貢献の気持ちが芽生えた結果、職員の方のお話を聞いて自主的に献血を申し出る生徒もいました。今後も生徒が自主的に社会貢献していけるように、このような機会を設けてサポートしていきたいと思います。

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(甲府キャンパス) 

男子2名、女子5名