3年生になり将来の仕事について真剣に考えるようになった生徒2名が美容師を目指したいと申し出てきたので、1年生を加え、計3名での職場観察を計画しました。5月29日（水）電話にて、浜松市内の個人美容院「Bless Hair」の店長さんに職場観察をお願いしたところ、快く受諾していただきました。
職場観察実施日：2013/6/26
計画・進捗
お願いした美容院の店長さんはお店を出して10年、最近では夏休みに親子美容師体験の講師もされています。当日お店が混まなければシャンプー体験もさせていただけるとのお話がありました。
事前打合せ ・ 事前学習
6月12日（水）13：05より、事前学習会を行いました。当日の集合場所や時間、バス乗り場などの確認、注意事項の説明をしました。生徒たちはシャンプー体験ができるかもしれないと知って大喜びです。爪は短く切って、他のお客様に迷惑がかからないように音の出ない靴を履いて行くなど、気遣いの必要性を伝えました。
当日の様子
6月26日（水）14：00、まず店長さんに自己紹介をします。アシスタントの方についていただき、シャンプーの体験をしました。ケープの巻き方から椅子の倒し方、頭の支え方まで指導していただき、日頃シャンプーしてもらう側の生徒たちは慣れないながらも一生懸命取り組んでいました。
「こんなに大変な仕事だとは思わなかった」との感想が多く聞かれました。華やかに見える仕事でも地味なことの積み重ねだと知り、将来について色々考えることができた一日になりました。
事後学習
7月12日（金）13：05から事後学習会を行いました。事後学習シートへの記入とお礼の手紙を書き、最後にプレゼンの内容について話し合いました。プレゼンはインタビュー形式で行うことにして役割分担をし、この日は終了しました。
7月19日（金）、プレゼン当日までにインタビュー内容の再確認をして、発表に臨みました。「美容院の仕事は、シャンプーやカットはもちろん、接客や環境整備にも気を配っていて大変だと思った」、「接客の難しさを学んだ」など、感想を話していました。本気で美容師を目指そうと考えている生徒からは、「将来、美容の力で元気をなくした人に少しでも笑顔になってもらえたら嬉しい」との声が聞かれました。
所感 ・ 振り返り
今回の体験は、本当に忙しい中、一人ひとり丁寧に教えてくださり、生徒たちは色々なことを学べたと思います。やはり3年生は将来を見つめ直すきっかけになり、この体験を機に目標が立てられた生徒もいて、夏休み中も一生懸命勉強している姿が見られました。
協力者 ・ 生徒の声
<生徒の声>
ケープの掛け方ひとつでも、お客さんの首をしめつけないように気配りが必要で、単にシャンプー体験といっても大変な作業でした。その上、お客さんと会話をしなくてはいけないので、自分たちには余裕がなく、さすがプロの方は違うなと感じました。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校（浜松キャンパス） 1～3年次生
男子1名、女子2名