「アイコ16歳」の作家 堀田あけみさんが名古屋キャンパスに来校。小説への想いを語る。(愛知県・高校生)


「アイコ16歳」など数々の小説を書かれている作家の堀田あけみさんが名古屋キャンパスに来校。小説への想いを語ってくれました。

 

しごと講話:2013/9/27

計画・進捗

本が好きという生徒や、将来は出版社などマスコミ関係で仕事をしたいと希望している生徒がいます。そういう生徒たちに、プロの小説家を招いて、実際に話を聞かせたい、交流して小説家の生の声を聞かせたいと考えました。名古屋キャンパスでは、「本物に触れさせよう」という考えで、しごと講話に取り組んでいるからです。

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椙山女学園大学の広報担当の方々のご協力により、同大学で教鞭を執っている作家の堀田あけみさんにお越しいただけることになりました。堀田さんが書かれた小説「アイコ16歳」はTVドラマや映画、マンガにもなっています。その後にも次々と本を出されていて、一般の書店にも多数作品が置かれています。

事前打合せ ・ 事前学習

7月15日、椙山女学園大学の広報の方と電話で打ち合わせ。「堀田あけみ先生は、小説執筆だけでなく、各地で教育学について講演され、非常に忙しい方です。しかし、高校生と交流できるのはとても素晴らしいことです。彼女は高校生の時に小説家デビューを果たしています。何とか協力したい。本人に交渉してみましょう」と言っていただく。

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1ヶ月後、先生のご了承をいただいたとの連絡が入る。その後、事前学習として、堀田さんの小説やエッセイの中から1冊以上読むように指導した。

当日の様子

9月27日、堀田あけみさんが来校。とても気さくな方で、積極的に生徒たちとも交流していただく。13:05、しごと講話開始。小説が映画化・TVドラマ化される場合のクロスメディアについての話を映像をまじえて話される。一つの小説が映画化・TVドラマ化されることで、複合的に売っていくクロスメディアが最近の傾向。

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小説家は、自分の作品が映画化・TVドラマ化される時に、原作通りに作ってほしいと願う人も多いが、むしろ原作以上の魅力が出る場合もあることを話される。授業の最後には、「映画やTVドラマは予算がないと作れない。大規模な費用がかかる場合もある。しかし、小説は活字だけで世界を表現できる。お金がなくても、イマジネーションを喚起して、どんな世界でも作れる」と話された。そして、椙山女学園大学のパンフレットを生徒一人ひとりに手渡しされ、大学の素晴らしさも語られた。

授業風景
授業風景
授業風景
授業風景

事後学習

事後学習として、ワークシートを生徒たちに配布して、感想などを記入してもらう。そして、感謝の気持ちをこめたお礼状を送る。さらに参加した生徒たちに、定期的に好きな小説の紹介などを互いにしていけるように企画していく。

所感 ・ 振り返り

「自分ももっと上手い文章を書きたい」、「自分の10代の経験を小説に残したい」など、いろいろ意欲喚起された感想を生徒たちからもらいました。さらに、「堀田あけみ先生のように小説家・学者のようなマルチな仕事に就いてみたい。そのためにまず勉強を頑張る」と、非常に良い意見や感想がたくさん寄せられました。

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とても良い刺激を受けたようです。このような知的好奇心を満たす経験を、生徒たちにまた提供していきたいと考えています。

協力者 ・ 生徒の声

堀田あけみさん
堀田あけみさん

<協力者の声>

椙山女学園大学の一教員として、第一学院高等学校に寄せていただきました。小説の良さだけでなく、椙山女学園大学の良さも、皆さんに伝えていきたいです。


協力先名・URL

椙山女学園大学

http://www.sugiyama-u.ac.jp/

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス) 1・2年次生

男子4名、女子9名