『キッコーマンもの知りしょうゆ館』訪問記(千葉県・高校生)




千葉県野田市の地場産業である『キッコーマン株式会社』の製造工場と内設されている『キッコーマンもの知りしょうゆ館』を訪問し、しょうゆの歴史や工場見学をしている方への説明員の仕事を学びました。

 

職場観察実施日:2013/9/20

計画・進捗

『もの知りしょうゆ館』を訪問する前に、事前学習で大きく2つのことを行いました。一つは、工場見学のガイド(説明)の方に対する質問項目をA4サイズ1枚のシートにまとめて、現地でインタビューをする為の準備をする。もう一つは、自己紹介をする為に、手製の名刺を作成する。企業訪問の際に、社会人としての心構えも学ぶことも目的としています。工場見学を1時間、ガイドさんへのインタビューを30分、その後、現地での事後学習を30分実施する計画を立案しました。

事前打合せ ・ 事前学習

事前打合せは、『キッコーマンもの知りしょうゆ館』館長の長島さんと行いました。今回の職場体験は、サービス業(対人サービス)の仕事を見学し、大勢の方へのプレゼンテーションを学ぶことが主目的であることを共有しました。また、初めて参加・見学する生徒に対する説明時間も確保して頂けるようお願いしました。訪問前の事前指導は前述の2点と、地場産業であるしょうゆの歴史についても学びました。

キッコーマンものしりしょうゆ館の入り口です。
キッコーマンものしりしょうゆ館の入り口です。
事前学習:全員でインタビューの原稿と名刺を作成。
事前学習:全員でインタビューの原稿と名刺を作成。

当日の様子

9月20日、最初にビデオルームで『しょうゆ』の製造過程に関するビデオを鑑賞し、予備知識を得ました。『発酵』『原料』などについて、キッコーマンの名称の由来も学びました。その後、説明員(ガイド)の方に案内して頂き、工場内を見学。ガラス越しに巨大な発酵装置などを見ることができました。特に、しょうゆの原料が『大豆』『食塩』『小麦』の3つであることは大きな発見です。

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見学コース内には、実際にしょうゆの香りや味をみるコーナーも用意されて、参加した生徒全員がしっかりと確認していました。説明員の方は、しょうゆの製造過程に関して、大人から子供まで理解できるような言葉を使い、とてもわかり易い説明でした。工場内見学は約40分間で終了。その後、長島館長から紹介を受け、説明員(ガイド)の平野さんに直接インタビューをする時間を設けて頂きました。説明員(ガイド)になった経緯などを熱心に質問していました。

ビデオルームでしょうゆの製造過程を学んでいます。
ビデオルームでしょうゆの製造過程を学んでいます。
見学スタートです。
見学スタートです。

説明員の平野さんにインタビュー。慣れないけれど一生懸命質問しました。
説明員の平野さんにインタビュー。慣れないけれど一生懸命質問しました。
見学・インタビュー後すぐに事後学習を行いました。
見学・インタビュー後すぐに事後学習を行いました。

所感 ・ 振り返り

今回、日本の伝統食品である「しょうゆ」の製造工程や歴史を学んだことは非常に良かったです。参加した中にはコミュニケーションが苦手な生徒もいましたが、インタビューの原稿をまとめたり、名刺を作成し自己紹介の練習をしたりと、自己成長の機会に繋がったように思います。

協力者 ・ 生徒の声

<生徒の声>

学芸員(説明員)さんの話を聞いて感じたことは、自分の好きなことを仕事にできたら、人生も楽しくなるといういうことです。まず、僕は自分の好きなことを見つけたいです。丁寧な解説ありがとうございました。

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とてもわかり易かったです。頂いたしょう油はとても美味しかったです。

<協力者の声>

今回、第一学院高校の生徒さんが工場見学に来られ、具体的な仕事の内容に関してインタビューをしてくれました。この仕事(説明員)の面白さや大変さを率直に伝えられたと思います。これを機会に、しょう油の製造や説明員の仕事を少しでも理解して頂けたらありがたいです。


協力先名・URL

キッコーマンホームページ

http://www.kikkoman.co.jp/

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(柏キャンパス) 1・3年次生

男子3名、引率1名