有名餃子屋さんで職場観察(静岡県・高校生)



「餃子の街 浜松」の有名店の一つ、「餃子の大福」さんを訪問しました。当日は、店舗と隣接する工場・作業場を見学させて頂き、餃子の材料についての知識、餃子ができる行程、接客の仕方について学ぶことができました。また、見学の際大変丁寧に色々と説明してくださった代表の山下様から、餃子に対する熱い想いをうかがうこともできました。

 

職場観察実施日:2013/6/28

計画・進捗

接客業、特に飲食店に興味のある生徒に体験させたいという目的で職場観察のお願いをしました。浜松は餃子の街ということもあり、市内には多くの餃子店が存在します。将来餃子店のお仕事に携わることを想定し、計画を進めました。5月14日にお店を選定、5月23日に「餃子の大福」さんへ依頼、5月30日に大福さんを訪問・打ち合わせ、6月28日に職場観察実施。

事前打合せ ・ 事前学習

5月30日に大福さんを訪問し、打ち合わせをしました。当日は、工場の見学・店舗内の見学をさせていただき、またTV撮影時の話(有名店なので度々TV取材があるそうです)や商品についてうかがい、最後に接客の様子を見学させていただくことに決定。6月12日に事前学習を実施しました。インターネットで調べると、お店のメニューには、大福名物「げんこつ餃子」というものが存在することがわかりました。また、事前のワークシートで当日の質問事項や留意点の確認をしました。

当日の様子

6月28日(金)、大福さんを訪問。まず最初に、餃子を作る工場を見学しました。普段一般人は立ち入ることのない場所に入らせて頂くので、少々緊張気味でした。そして、キャベツと餃子の餡の量にビックリ。その脇には、通常の餃子を作るマシーンがあり、次々と餃子が作られていきます。

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その様子を見ながら、餃子を作る際の注意点やお店の特徴をうかがいました。大福「げんこつ餃子」は機械で作れないので手作りであることや、大手チェーン店との違いを聞き、みんな納得。「そうなんだ」という顔でうなずいています。「キャベツには当然、旬の時期とそうでない時があるので、時期によって餡を微妙に調整するんだよ。」と、代表の山下さん。個人店ならではのこだわりを聞き、またまた納得。その後お店に移動し、厨房の中に入らせてもらい、餃子を焼く鉄板やスープの入った寸胴を見せて頂きました。家にはない道具に生徒たちは興味津々。また、客席のカウンターの上には、芸能人やアナウンサーの数々の色紙が。さすが有名店、いろんな人が訪れています。最後はお店の隅でお仕事の様子を拝見。11時の開店と同時に、お客様が次々とやってきました。

餃子の餡
餃子の餡
熱心に説明を聞いています
熱心に説明を聞いています

餃子の模型
餃子の模型
餃子の鉄板
餃子の鉄板

たくさんの有名人が訪れています
たくさんの有名人が訪れています

事後学習

みんなの前で発表しました
みんなの前で発表しました

7月5日に振返りをしました。この日は、振返りシートを使用しての学習と、7月19日に行う報告会の打ち合わせをしました。「何気なく食べていた餃子だけど、餃子って奥が深い。」「チェーン店と違って大変そうだけれど、その人その店しか出せない味があって興味深い。」「元々接客業に興味があったけれど、飲食店もいいなと思った。」という感想がありました。

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一人の生徒は「飲食店にさらに興味を持ったので、他のジャンルの飲食店に体験学習に行きたい」と話してくれました。7月19日の報告会では、大勢の生徒を前に、当日の様子や感想・学んだことを話しました。さすがは3年生、みんなの前でも緊張することなく堂々と発表していました。


所感 ・ 振り返り

今回の参加者は3年生で、しかも全員が就職希望ということもあり、自分の将来を考える上で有意義だったと思います。また、テレビでも紹介されるほど有名で、強いこだわりが感じられるお店だったので大変勉強になりました。今回参加した生徒には、次回は自分の将来に直結する職種のお店に体験学習に行き、さらに学びを深めてほしいと思います。

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(浜松キャンパス) 3年次生

女子3名