信越放送株式会社(SBC)の職場観察(長野県・高校生)



長野県を代表する情報発信基地、信越放送株式会社での職場観察を通じて、テレビ業界・ラジオ業界で働くことのイメージを醸成することができ、生徒たちはかけがえのない経験をすることができました。

 

職場観察実施日:2013/7/18

計画・進捗

情報発信の基地、地元の放送局での職場観察を通じて、どのような施設があるのか、またどのように働いているのかなどを知る機会とします。また、実際にスタジオ及びラジオの生放送を見ることによって、普段テレビを観たり、ラジオを聴いたりしているだけでは分からない生の現場を知ることを目的とします。

事前打合せ ・ 事前学習

7月18日、信越放送株式会社がどのような職場であるのかを事前にインターネットで調べました。調べた内容をそれぞれがシートに記入し、その内容と実際の職場観察を通じて得られるものの相違点などを意識するように指導しました。

当日の様子

7月18日の事前学習の後、信越放送を訪問しました。広報の方に施設を案内していただき、実際に働く方々を観察しました。まず、24時間体制でテレビ放映を管理するコンピュータールームを見学。コマーシャルの流すタイミングや普段テレビで観ている画面は実際の放送よりも少し遅いタイミングで映し出されていることに、生徒たちはとても驚いていました。

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また、「なぜ24時間体制なのか」と生徒が質問をしたところ、放送のトラブル対応や緊急放送のためであることが分かり、放送業界の使命感を感じることができました。次にラジオの生放送を見学していたところ、急遽参加することになり、生徒たちは驚いた表情でパーソナリティの質問に答えていました。その他、各フロアで働く人を観察したり、実際にテレビのスタジオに入ったりしました。テレビで観るセットが目の前にあり、生徒たちは不思議な気持ちになったようです。また、カンペを出す練習や、セットに触れることによって、テレビの裏側を知ることができました。生徒たちは熱心にメモを取っていました。



事後学習

職場観察を終えて、生徒たちはそれぞれ最初に調べたことと、実際に現場を見た違いをワークシートにまとめました。感想の中には、「一見テレビ業界は華やかに見えるけれど、裏方の方々の努力があってはじめて成り立つのだと気づいた」、「働く人たちがそれぞれが明るい雰囲気で作っていると感じました。

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同時に、放送業界としての使命感を感じることができました」などたくさんの気づきがありました。生徒たちは意見交換をし、更に今回の職場観察を深めることができました。


所感 ・ 振り返り

長野県には他にいくつもの放送局があるので、改めてそれぞれの場所で職場観察をし、同じ業界でもどのような違いがあるのかを感じたいという声が生徒から多くあがりました。それを踏まえ、全放送局の職場観察をこれから計画していきたいです。

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(長野キャンパス)

男子2名、女子7名