秋田駅東口に直結する秋田拠点センターアルヴェ隣接地にある「NHK秋田放送局」。私達のキャンパスからの距離が一番近いテレビ局ですが、どんな人が働いていて、どんな仕事をしているのかなどを知る機会が今までありませんでした。今回は高校1年生の「職場見学」の一環として、「NHK秋田放送局」を訪問させて頂き、仕事内容や番組制作の裏側を知る事が出来ました。
職場観察実施日：2013/6/20
計画・進捗
紅白歌合戦や大河ドラマ、秋田のニュース番組など日頃から目にする機会が多いNHK。ただ施設を見学するだけではなく、NHK秋田放送局の歴史やNHKに関する知識を学ぶ事前学習、実際のNHK秋田放送局の見学、見学を通じて感じた事を新聞にまとめる事後学習を行う事で、より「NHK秋田放送局」に、そしてよりテレビ局に興味・関心を持ってもらうため、準備を進めていきます。
事前打合せ ・ 事前学習
6月19日（水）9：45、事前学習を行いました。NHKって何の略？NHKは他のテレビ局と何が違う？秋田放送局はいつ出来たのか？というNHKに関する知識や秋田放送局の歴史を学びました。「1年生の生徒達に良く見る番組は？」と質問したところ、「紅白歌合戦」「八重の桜」「あまちゃん」など人気のある番組が多数上がりました。
そんな素敵な番組を制作・放送しているテレビ局の仕事に皆興味深々です。当日は秋田で平日11：45～12：00まで公開生放送されている「エキヨコこまち」も観覧出来ます。
当日の様子
6月20日（木）10：30、NHK秋田放送局見学が始まりました。案内をして頂いた吉田さんから、NHK秋田放送局の歴史やスタジオの概要や設備についての説明などを聞き、生徒達はNHK秋田放送局について詳しく知る事が出来ました。女子生徒達に人気があったのは、歴代の「お母さんといっしょ」のキャラクターと、NHKのマスコットキャラクターがあるブースです。秋田で放送されているニュース番組のスタジオも見せて頂き、気分はアナウンサー。
スタジオの至る所に時計があり、時間内に正確に原稿を読む事が必要とされるアナウンサーの仕事の厳しさも見る事が出来ました。生放送前の「エキヨコこまち」では、スタッフの方々が打合せ中。「エキヨコこまち」は視聴者の大半が女性のため、番組スタッフの方々もほぼ女性です。女性ならではの視点を大事にしているそうです。1台1,000万円もするクレーンカメラを操る技術に生徒達も驚きながら、いざ放送がスタート。緊張しながらも楽しく観覧させて頂きました。最後は案内をしていただいた吉田さんと「エキヨコこまち」を担当しているアナウンサーの坂本愛さん、松山里穂さんと一緒に写真を撮らせて頂きました。
事後学習
6月24日（月）10：30、事後学習を実施しました。NHK秋田放送局を訪問し、学んだことを1枚の新聞にしようという事で新聞作りにチャレンジ。全体の構成を考える人、文字をデザインする人、写真を選定する人など、各生徒が役割分担をしてお互いに協力し合いながら新聞を作っていきました。1年生の生徒達からは「普段何気なく見ているテレビ番組だけれど、あんなに沢山の人が関わっているなんて知らなかった」
「アナウンサーという仕事は華やかに見えるけど、時間内に原稿を正確に読まなければいけないなど、アナウンサーの方々の大変さを少し知る事が出来た」「放送前に何回も原稿を読む練習をし、放送中も原稿を修正していくアナウンサーの方の姿はすごいと思った」という感想がありました。この見学を通じて1年生の生徒達は、仕事のやりがいや大変さを学ぶことが出来た様子でした。出来上がった新聞は校内に掲示し、今後は案内をしてくださったNHK秋田放送局の吉田さんにもお渡しに伺う予定です。
所感 ・ 振り返り
身近にあるテレビ局である「NHK秋田放送局」を訪問させて頂いた事で、生徒達がよりNHKに親しみを感じた様子でした。そして何より仕事のやりがいや厳しさも学び、今後の進路を考える上でも非常に意義がありました。今後も様々な場所へ社会見学に行き、多くの仕事について考える機会が増える事より、自分の将来に対する気づきも増えてくると思います。訪問をさせて頂いたNHK秋田放送局の皆さん、お忙しい中本当に有難うございました。
主催団体・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校（秋田キャンパス） 1年次生
男子2名、女子4名