女子生徒はネイルやエステなど美容関係に興味を持つことが多く、美容師は高校生の希望進路の中でも人気が高いものになります。今回、四日市キャンパスから徒歩5分のところにある美容室を訪問しました。生徒は、美容師の資格だけではなくどのようなスキルが必要かを知りたいと考えています。実際見学して、仕事には技術だけでなくコミュニケーション能力や、何よりお客様への思いやりが必要だと感じたようです。
職場観察実施日：2013/6/21
計画・進捗
昨年12月、第一学院高等学校の取り組みを説明し、職場観察に快諾していただきました。既に美容関係への進路を決めている生徒だけでなく、選択肢の一つとして、美容関係に興味のある生徒も参加しました。
事前学習では、お店について調べ、実際に見学しないと分からないことはその場で質問することにしました。1週間前には、参加人数と見学の趣旨を改めて説明し、お願いをしました。
事前打合せ ・ 事前学習
興味のある職種と職業を聞き取るため、授業内でアンケートを行い、職場見学をご了承くださった8社の中から、生徒たちは興味のある会社を選びました。インターネットでお店の情報を調べ、興味関心を深めました。各自一つ以上は質問したいことを考えて訪問しました。
当日の様子
6月21日13時、お店に到着。マコー美容室は四日市キャンパより徒歩5分のところにあります。担当の方から、美容師としてのスキルや、一人前になるためにはどのようなことが必要かを伺いました。お客様がクレームを言ってきた場合には、自分が成長できるチャンスと捉え、ありがたく受け止め、マイナスをプラスに捉える考えを学びました。
またその後、実際にカット体験をし、美容師の仕事の難しさを知りました。また、「美容師として相応しいファッションで、気をつかうことが重要だ」とも伺いました。一人前の美容師になるためには5年以上かかることや、高いハサミを買ったり、練習を積んだりして、成長するためには自己投資をすることが必要だと分かりました。見学後にはしっかり感謝の言葉を伝えました。
事後学習
6月24日、事後学習を行い、感謝の手紙を書きました。見学して気付いたこと、興味を持ち発見したこと、これからに役立ちそうなことをそれぞれ発表しました。10日後、お礼状をお届けました。
所感 ・ 振り返り
美容師になるには、スキルを磨くために自己投資が必要なこと、接客やマナーなど人間関係を築くためのコミュニケーション能力が重要なことがわかったようです。それは全ての仕事に通じ、お客様と会話するためには、豊富な知識が必要なことも確認できたようで、進路を美容学校に決めている生徒は、とてもいい経験ができたと喜んでいました。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校（四日市キャンパス） 1・3年次生
女子4名