デザイン is language!!(静岡県・高校生)


デザインのお仕事をされているマシュー・ライアンさんをお招きし、言葉・コミュニケーションの大切さを学ぶ講話を実施していただきました。生徒たちはゲームなどを通して、相手に伝えるコミュニケーションの重要性を感じられたようです。

 

しごと講話:2013/5/29

計画・進捗

生徒が興味を持っているデザインの分野の方に、講話をしていただきたいと考えました。浜松市中区田町の鈴木さんに相談したところ、校舎から数十メートルしか離れていないところでお仕事をされているマシューさんを紹介していただきました。マシューさんは、「仕事をする上で言葉・コミュニケーションは大変重要で、それを理解してもらいつつデザインの入り口を体験して欲しい」と話されました。

事前打合せ ・ 事前学習

5月2日 16時、マシューさんにご来校いただき、打ち合わせを行いました。普段デザインの仕事に携わっているマシューさんですが、コミュニケーションを大事にしたいとのことで、前半はコミュニケーションのゲーム、後半は生徒の反応を見ながらデザインの話をしていただくことになりました。

当日の様子

5月29日 13時、講話が始まりました。マシューさんがほとんど日本語を話せないこともあり、生徒たちはとても緊張していましたが、ユーモアを交え優しくゆっくり語りかけてくださったおかげで次第にほぐれていきました。最初は生徒それぞれに名前を聞きつつコミュニケーションを図り、その後2つのグループに分かれ、”アルファベットのA~Zで始まるものを集める”ゲームをしました。ゲームをしながら、普段話をしたことのない生徒同士もコミュニケーションを図ることができ、日本語と英語が入り混じるとても不思議な賑やかな空間が出来上がりました。次は、”目を閉じてポートレイトを書こう!”と、目を閉じて利き手に鉛筆を持ち、反対の手は自分の顔を指でなぞりながらポートレイトを書きました。生徒たちは出来上がった絵をお互いに見ながら感想を述べ合います。最後はマシューさんへの質問コーナー。質問したいことはたくさんあるけれど、英語で話さなくてはいけないので生徒たちは最初躊躇していましたが、少しずつ英語と日本語を混ぜて質問をしていました。

生徒たちはマシューさんのお話に真剣に聞き入っています
生徒たちはマシューさんのお話に真剣に聞き入っています
身振り手振りを交えながら一生懸命伝えています
身振り手振りを交えながら一生懸命伝えています

アルファベットゲームを行いました
アルファベットゲームを行いました

事後学習

授業終了後、生徒たちは口々に「楽しかった」「英語を勉強したい」と話していました。講話を聞く前は、「英語は難しい」「何を言っているのかわからない」「話したいけど英語を話せない」などハードルが高いものに感じていたようですが、たとえ話せなくてもコミュニケーションを図るには身振り手振りやアイコンタクトからでもできると思えたようです。振り返りのレポートにもそれが現われていました。また、マシューさんとの会話の中で、デザインだけではなく、翻訳の仕事や企業に出向き英語を教えられていると聞き、そちらにも興味を惹かれたようでした。

所感 ・ 振り返り

マシューさんがとても優しく丁寧に語りかけてくださったので、生徒たちは安心して話に耳を傾けていました。参加者の中にはコミュニケーションが苦手な生徒も数名いたのですが、その生徒たちからも多くの笑顔が見られました。前半のゲームが盛り上がり、後半のデザインの時間があまり取れませんでしたが、コミュニケーションがいかに大切であるかを学ばせていただき、有意義な時間を過ごすことができました。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(浜松キャンパス) 全学年 

10名