スドーバックスで職場体験(千葉県・高校生)


以前、手作りカバンを作ってもらった「スドーバックス」さん。7月に手作りカバン作成体験講座があるので、その時に展示するサンプルカバンを作りながら職場体験をさせていただきました。自分たちが作ったカバンは展示後にプレゼントしていただけるそうです。

 

職場観察実施日:2013/4/19

計画・進捗

帆布にこだわっている手作りカバン屋スドーバックスさん、全国から注文が入るお店です。スドーバックスの須藤さんに、生徒たちに「好きなことを仕事にする大変さと楽しさ」について学ばせたいと職場観察の趣旨を説明したところ、快諾していただけました。

事前打合せ ・ 事前学習

事前学習では、スドーバックスさんのホームページで「どのようなカバンを作っているのか」「お店がこだわっていること」について学びました。また、①仕事でどのような問題に直面するのか、②この職業に就くにはどのようなスキルが必要か、③やりがいについて、④大変なことは何か、などの質問を用意して、職場体験に臨みました。

当日の様子

4月19日、実際に簡単なカバンを作成させてもらいました。布は厚くて丈夫で、切ったり、穴を開けたりするだけでもかなりの力が必要であり、予想以上に大変でした。「生地に穴を開けるとき、誤って手をたたいてしまうこともあります。とても痛いから気をつけるようしてくださいね」とアドバイスをいただきました。ものを作ることの大変さを実感できました。また、カバンの飾りつけも行いました。「今回は手作り講座のサンプルなので、みなさんの好きなように作ってください」とのことで、生徒それぞれが思いつくままデザインをしました。須藤さんの指導の下、自分のアイデアやデザインが形となってできあがる物作りの体験を通して、自分の好きなことを仕事にする楽しさを知ることができました。生徒の感想には「物作りに関心が沸いた!」という声もありました。

カバンに取っ手をつける
カバンに取っ手をつける
ポンチで穴を開ける
ポンチで穴を開ける

飾りつけ
飾りつけ

事後学習

自分が好きなことを仕事にするのは大変ですが、とてもやりがいがあることだと生徒たちは学んだようです。須藤さんの「人と人との見えないつながりが大切である」との言葉が印象に残りました。自分が作ったカバンは7月にプレゼントしていただけることになっており、とても楽しみにしています。後日、お世話になった須藤さんへメッセージと感謝状を持って行きました。当日の様子はキャンパス内にも掲示され、今回参加しなかった生徒にも意欲喚起ができたと思います。

所感 ・ 振り返り

今回は仕事を見るだけでなく作業までさせていただき、貴重な体験となりました。一見、一人でやっているように見える仕事でも、人と人との繫がりが大切であるとのアドバイスは、今後の学習のヒントになりました。また、物作りの楽しさを知ると同時に、売れるものを作ることの大変さにも気づくことができました。

実施校・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(千葉キャンパス) 2年次生

男子3名