お米屋さんを訪問して商店街の仕事を学ぶ(群馬県・高校生)



高崎キャンパスの近隣にある商店街をピックアップして、地域で働く大人の姿を見学をさせていただきました。自分たちでお米に関わることを下調べして、実際の訪問でさらに理解を深めました。

 

職場観察実施日:2013/6/1

計画・進捗

生徒たちが将来像が描けるように、職場観察を通じて働くことについて考える機会を作りました。今回は食生活において最も関わりが深い、お米を扱うお米屋さんを訪問させていただきました。

事前打合せ ・ 事前学習

事前学習では、まず個人ごとに下調べを行い、その後みんなで共有しました。

・米はどのようにできるか

・世界的な産地

・調理法

・米の品種

また、質問事項、マナーについての確認も行いました。

当日の様子

6月1日、キャンパス近くの篠崎米穀店を訪問。ご主人の篠崎さんから、まずはお米屋さんの仕事について概要説明を受けます。昔は高崎市内にも多くのお米屋さんがあったのですが、次第にその数も減ったとのこと。篠崎さんはこの近隣では最年少のお米屋さんです。日本人におけるお米の消費量減少や、お米屋さんの跡継ぎが居なくなっていることを聞き、生徒は驚いていました。高級車が買えてしまうような高価な機材にも目を奪われていました。また、「どのような米の調理法が好きですか?」という質問に、「炊きたての白いごはん!」とのお答えをいただき、篠崎さんのお米に対する熱い想いが生徒たちにも伝わったようで、みんなの顔に真剣さが増しました。篠崎さんは、本当は別にやりたい夢があったとのことでしたが、跡を継いで近くから遠方まで日々配達を行い、地域貢献をされている姿に、生徒たち全員が感動を覚えたようです。

普段のお仕事を見せていただく
普段のお仕事を見せていただく
大きな機材を前に説明を受ける
大きな機材を前に説明を受ける

質問事項にお答えいただく
質問事項にお答えいただく
全員で記念撮影
全員で記念撮影

事後学習

職場観察終了後、生徒全員を集めて振り返りの時間を持ちました。「お米屋さんは、地域の中でとても重要な役割や働きをされていることが分かりました」「自分も誰かの役に立つような仕事を見つけたい」「仕事をするということは、真剣に取り組むということだと知りました」などの言葉が出てきました。お世話になった方への対応も指導し、学んだこととお礼の気持ちを込めて、篠崎さんに手紙を書きました。

所感 ・ 振り返り

「働く大人」の姿を見てお話を聞くことで、「なりたい大人モデル」を発見する良い機会となりました。真剣に働かれている姿に見入ったり、言葉に耳を傾けたりして、生徒たちも働くことに興味が湧いてきている様子でした。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(高崎キャンパス)

男子3名