ありがとう!秋田ノーザンハピネッツ!(秋田県・高校生)




今、秋田を盛り上げているプロスポーツのバスケットbjリーグ。そのバスケットボールチーム「秋田ノーザンハピネッツ」が設立されて以来、社長さんやヘッドコーチ、今年はゼネラルマネージャーの大場さんにと、校舎で講話をしていただきました。お話をしてくださったそれぞれの熱い想いを受けて、生徒たちとチームの応援に行きました。それがきっかけで職場観察へと繋がり、運営会社の秋田プロバスケットボール株式会社で働く方々から多くの気づきを得て、生徒たちは大きく成長できました。

 

職場観察実施日:2013/3/6

 

秋田ノーザンハピネッツの大場ゼネラルマネージャー氏の講話です。
秋田ノーザンハピネッツの大場ゼネラルマネージャー氏の講話です。
大場さんの熱い想いに生徒たちも真剣に聞き入ってました。
大場さんの熱い想いに生徒たちも真剣に聞き入ってました。

計画・進捗

試合観戦に行った時の様子です。「今日は第一学院高校の生徒さんたちが来ています!どこですかー?」とアナウンスをしていただきました。
試合観戦に行った時の様子です。「今日は第一学院高校の生徒さんたちが来ています!どこですかー?」とアナウンスをしていただきました。

秋田県初のプロスポーツチームとして発足した日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)所属の秋田ノーザンハピネッツ。プロスポーツという分野から、普段では学ぶことができないエンターテイメント運営の学習に最適と考え、運営会社である秋田バスケットボール株式会社の職場観察を企画しました。試合の華やかさを支える仕事を探ります。


事前打合せ ・ 事前学習

質問を考える生徒たち、聞きたいことは沢山あります。
質問を考える生徒たち、聞きたいことは沢山あります。

2月19日 10時30分、事前学習を実施。秋田バスケットボール株式会社の方々が具体的にどのような仕事をされているのか、幾つかの質問をさせていただくことで理解していこうと考えました。まずは、一人ひとりが自分の聞きたいことを質問シートに記入。その後、グループで個々が考えた質問を共有し、まとめました。最後に、確定した質問を誰がどのようにするのかまで決めて、当日に臨みます。お仕事中に時間を作ってくださる皆さんに、感謝の想いを込めて見学させていただくため、生徒たちも充分な準備が必要と考えているようです。何度も何度も確認しながら準備をしました。  


当日の様子

3月6日 13時、秋田プロバスケットボールクラブ株式会社の本社を訪問。生徒の自己紹介から始め、専務の高畠靖明さんにお話を伺い、インタビュー形式による職場観察を実施しました。事前学習で作成したインタビューシートをもとに、少し緊張した面持ちで質問をしていく生徒たちは、高畠専務の回答に一所懸命メモを取っていました。充分に検討した質問項目であったことから、聞く生徒たちの表情も真剣そのものでした。

「何人の方が働いているのですか?」「選手以外の人たちは、どんなお仕事をされているのですか?」「この仕事をしていて、一番嬉しい瞬間はどんな時ですか?」など。観察が順調に進み無事終了という時に、サプライズが起こりました。普段は一般には公開していない、ノーザンハピネッツの練習を見せていただけることに。生徒たちは驚きと喜びで一杯です。体育館の2階席から身を乗り出すように見学していると、更に驚きが。なんと中村和雄ヘッドコーチから、「降りてきて近くで観て良いですよ!」と声を掛けていただけました。最後には選手たちと記念撮影もさせていただき、心に残る一日となりました。

いざ質問です。少し緊張しています。
いざ質問です。少し緊張しています。
サプライズの練習見学!
サプライズの練習見学!

中村ヘッドコーチと記念写真まで取らせていただきました。ありがとうございました。
中村ヘッドコーチと記念写真まで取らせていただきました。ありがとうございました。

事後学習

3月8日 13時、事後学習を実施。以前行った講話でご来校いただいた方々、今回の職場観察でご対応いただいた方々、練習見学を快く受け入れてくださったヘッドコーチや選手の皆さん等、たくさんの方たちへの感謝を第一に考えました。うれしかった想いや驚き、喜び、仕事に対する会社の方々の表情や想いを振り返りながら、感想を書く時間を設けました。生徒たちにとって、仕事に対するイメージや自分の将来、今の自分自身の生活などを見直す絶好の機会になりました。「試合の運営をするのに、会場を盛り上げるために、たくさんの人たちが力をあわせていることがわかりました。」「今まであまりバスケットに興味がなかったけれど、職場観察をしてハピネッツのことが好きになりました!」「たくさんの人の協力で、試合が成り立っていることがわかりました。」「とても貴重な体験でした。会場で活躍している選手たちを支えている人がたくさんいることにびっくりしました。」「自分の進路を考えるとき、今回の職場見学に協力してくれた皆さんの真剣な思いを忘れないようにしたいです。」など、実際に働く人たちを観察したことで、感謝する心が芽生えたようです。また、気づきから自分の学校生活や進路選択に活かしたいという声がたくさんありました。最後に、出し合った言葉をグループごとに模造紙にまとめて発表をしました。その時に一人ひとりが書いた感謝のメッセージとともに感謝状を持って、代表の生徒たちが会社をお礼訪問しました。

感謝状を持参しました。秋田プロバスケットボールクラブ株式会社の皆さん、本当に有難うございました。
感謝状を持参しました。秋田プロバスケットボールクラブ株式会社の皆さん、本当に有難うございました。

所感 ・ 振り返り

講話をしてくださった講師の方の経験や想いが、悩みや不安を抱える生徒たちに勇気と気づきを与えてくれました。その講師の方の仕事を知りたい、見てみたいという意見により、試合観戦を行いました。最初のきっかけが試合観戦だった生徒も、職場観を経て働くことの興味・関心へと発展したようです。一つひとつの取り組みが、生徒の活動を継続させることに繋がったと思います。秋田ノーザンハピネッツに関わる大人の方たちがどんな想いで仕事をしているのかが伝わり、生徒たちも真剣に取り組むことの素晴らしさに気づくことができました。秋田プロバスケットボール株式会社の皆さん、本当に有難う御座いました。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(秋田キャンパス) 1・2・3年次生

男子26名、女子21名(各取り組み累計)