講話「ボランティア活動」(三重県・高校生)


在校生の保護者の方から、東日本大震災の復興支援のボランティアをされていることを聞き、生徒に「ボランティア」についてのお話をしてほしいとお願いしたところ、快く引き受けていただきました。その方は運送会社を経営されているため、スライドを使いながらトラックでの支援活動をお話してくださいました

 

しごと講話:2012/10/10

計画・進捗

運送業を営む傍ら、今でも東日本大震災の復興ボランティアに携わっておられ、被災者の皆さんを励まされている在校生のお父様に講話の依頼をしました。ボランティアを継続することは容易ではなく、このように継続支援をされている方のお話から、生徒たちが「ボランティア」の意味をしっかりと理解し、今後地域との関わりも深めていってほしいと考え、計画しました

事前打合せ ・ 事前学習

ご来校いただき、当日準備する物、授業時間の確認など事前打ち合わせを行いました。事前学習として生徒にはテーマを伝え、何を学びたいかの目標を決め、ワークシートに記載するよう伝えました。

当日の様子

スライドを使ってのボランティア活動の説明。
スライドを使ってのボランティア活動の説明。
みんな真剣な眼差しです。
みんな真剣な眼差しです。

10月10日、講話当日です。初めて高校生の前で講話をするということで、念入りに準備をしてくださったようです。日頃元気な生徒たちも、終始、真剣な表情で話に耳を傾けていました。お話のポイントは2つありました。1つは仕事を活かして、社員数名と何度もトラックを運転して、三重県で募った物資を輸送。更には現地で様々なイベント等のボランティア活動していること。もう1つは、求める社員像として「勉強ができることより、誠心誠意仕事に取り組む人である」という力強い言葉がありました。この言葉に生徒たちは、敏感に反応していました。

事後学習

「講話を伺って」というテーマでワークシートを記入しました。この中には感謝のメッセージの他、「社長のお仕事を手伝ったり、見学したりしていいですか?」という問いもありました。「自分も人の役立つことをしてみたい」「仕事をしながらボランティア活動をするなんてすごいと思う。自分ももっと時間を大切に使いたい」などの感想があり、自分の高校生活を振り返る良い機会になったようです。大半の生徒が仕事の見学やボランティアのお手伝いをしたいと記入していました。

所感 ・ 振り返り

講話終了後、生徒たちが記入したワークシートを全て見ていただきました。「自分が行ったことで他人が喜んでくれることが何よりも嬉しい。この経験を生徒たちにも味わって欲しい」とおっしゃっていました。次回は会社に伺い、職場観察をさせていただく予定です。

主催団体・参加者

私立 第一学院高校 養父校(四日市キャンパス)

45名