職場観察・体験を通して働くことへの気づき(茨城県・高校生)

①普段とは違う環境の中で自主性を養うと共に、学年内でのコミュニケーションを深める機会とする。また、マナーとルールを遵守した集団行動を行う。

②茨城県警察本部の施設見学を通じ、警察の仕組みや交通安全について考える機会とする。

③水戸リサイクル館で紙パックからはがきを作る体験から、リサイクルの仕組みを知り、環境問題に対する意識を高める。

④職場観察・体験を通じ、働くことの大切さや社会との関わり、人のために尽くすことの大切さを知る。また、仕事や職種に関する認識の幅を広げる機会とする。 

職場観察実施日:2013/2/5

計画・進捗

館内案内図の確認(職員共有)
館内案内図の確認(職員共有)
職員による体験
職員による体験

 

■事前準備  *各担当を設定

①施設交渉               ⑥計画

②茨城県警察本部提出書類作成  ⑦しおり作成

③施設内下見、打合せ        ⑧保護者宛文書作成

④紙パック回収

⑤ワークシート作成

 

■事前計画  *各担当を設定

12/25 学年通信発送(保護者にも周知)

1/10  茨城県警察本部、水戸リサイクル館下見

2/4    学年最終打合せ

2/5   見学実施

 

事前打合せ ・ 事前学習

見学を行うにあたって 

 

「働くということについて、みなさんはどういうイメージをもっていますか?将来、自分は何をしたいのか。何に興味があって、何がしたいのか。また、今やっていることが未来とどのようにつながっているのか・・・・など」

 

STEP1:職場見学を通じて、働いている人の話を聞こう。→社会で活躍している方から様々な話を聞き、自分の知らなかった世の中を知る機会にしよう!

 

STEP2:職場見学を通じて、仕事や働くことを知ろう!→実際に働いている方々の姿を見ることで仕事を具体的に知り、仕事の大変さや楽しさを実感できます。一つの仕事でも大勢の人が関わっていることがわかります。

 

STEP3:将来の働く自分をイメージしよう!→実際にこれらを体験することで、仕事の大変さや、面白さが実感できます。自分の意外な一面を発見しましょう!

当日の様子

信号機を知る
信号機を知る
110番通報体験
110番通報体験
自転車交通ルール体験
自転車交通ルール体験

 

茨城県警察本部では110番通報体験や交通管制室など警察の仕組みの一部を知り、市民の安心安全のために働く人の姿を見ることができました。水戸リサイクル館では、紙漉き体験をしました。

牛乳パックからハガキに生まれ変わる瞬間を目の当たりにし、普段はゴミとして捨ててしまうものが新たなものに変わる貴重な経験をしました。事前学習のワークシートを用いて、当初の目的であるSTEP1~3を進めました。

 

講話を聞く
講話を聞く
紙漉き体験
紙漉き体験
みんなで記念撮影
みんなで記念撮影

事後学習

ワークシートを提出し、職場観察・体験を通じて学んだこと、感じたことを共有。また、茨城県警察本部では、110番通報する際の6つのポイント、水戸リサイクル館では、環境配慮に関するキーワード「3R」について学習を行う。

 

■生徒の感想より

・110番通報をする際の6つのポイントを知ることができてよかった。今後、自分がそのような場面に遭遇したときに実践していきたいと思いました。また、とても貴重な体験をすることができました。

・警察本部では様々なことを行っていることを知ることができました。また、信号機が6018基もあることを知り、その多さにも驚きました。

・警察学校の様子を始めて知ることができました。

・改めてリサイクルの大切さを知ることができました。

・牛乳パックを再利用できることを体験を通じて知ることができました。

・人それぞれのでき上がりが違って驚きました。とてもきれいに作ることができました。紙漉き体験をして楽しかったです。

 

●御礼文の送付

学校として(学校長名)の御礼文とともに、上記生徒の感想を交えた写真付きの御礼文を茨城県警察本部及び水戸リサイクル館へ送付しました。

所感 ・ 振り返り

まず、見学をするにあたってのマナー・ルールを守ることの大切さを考えることが出来ました。そして警察本部の見学を経て、生徒たちの交通安全に対する意識が更に高まる機会となりました。将来、自分は何に興味があって何がしたいのか、また今やっていることが未来とどのようにつながっているのかなど、実際に社会で活躍する人に会うことで、働くことや人のために尽くすことの大切さを知るよいきっかけになったのではないでしょうか。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校 本校通学2年次生

男子21名、女子5名