職場観察・体験を通して働くことへの意識付け(山梨県・高校生)

自動車教習所でお話を伺ったり実際の授業を体験させていただいたりすることで、スタッフの方々が、単に免許取得をサポートするために仕事をしているのではなく、交通事故を減らし、一人でも多くの命を救いたいという強い使命感で日々仕事をしていることを学びました。生徒も仕事には大きな責任が伴うということを実感できたようです。

 

職場見学実施日:2012/11/14

計画・進捗

働いている方々の姿を見ることで仕事内容を具体的に知り、その大変さややりがいなどを知る目的で、今回の職場観察の計画を立てました。

事前打合せ ・ 事前学習・当日の様子

自動車教習所で働く先生方の仕事に対する熱い想いを学びました
自動車教習所で働く先生方の仕事に対する熱い想いを学びました
実際の授業を体験(内輪差について)
実際の授業を体験(内輪差について)
実際の授業を体験(コーナリング体験)
実際の授業を体験(コーナリング体験)

11月14日、まずは座学の授業が行われている教室にて、教習所の先生の仕事内容や仕事に対するお気持ちを伺いました。自動車教習所というと、『免許試験に合格するために行く学校』と思ってしまいがちですが、車やバイクを運転するということは自分自身や他人の命に関わる重大なことであり、教習所の先生方は日々そのことを意識して指導をしなければいけない、という仕事に対する真剣なお気持ちを聞くことができました。また、交通事故を少しでも減らすために授業の中で多くの工夫をしながら仕事をしていることを学びました。

 

さらに、死角や内輪差についての知識、シートベルトの大切さなどを学ぶ授業も実際に体験させていただき、より先生方の仕事への熱意を感じることができました。車社会の地域に暮らすからこそ、自動車教習所という身近な職場を通して、どんな仕事にも大きな責任が伴うということを感じられた時間になりました。

事後学習

生徒によるお礼の手紙です
生徒によるお礼の手紙です

参加生徒それぞれが、学んだことや感じたことをまとめ、お世話になった教習所の方々へのお礼の手紙を作成しました。

 

生徒の手紙の中には、「教習所の先生方の熱い使命感を知って驚きましたが、仕事にはそれぐらいの意気込みをもって臨まなければいけないと感じました。

 

また、私が自動車教習所に通う時には、授業を真剣に受けなければと思うようになりました。貴重な体験をありがとうございました」などが書かれていました。

実際に教習所の方に手紙をお渡しした際にも、内容をご覧になってとても喜んでくださいました。

所感 ・ 振り返り

「自動車教習所」という身近な職場だからこそ、普段は聞くことができないそこで働いている方の仕事に対する想いや情熱を素直に受け止めることができたようです。『自分の教え方ひとつで失われる命があるかもしれない』という教習所の方の強い使命感に、生徒たちは驚いたと同時に、仕事の重さを感じることができたようでした。

主催団体・参加者

私立 第一学院高等学校 高萩校(甲府キャンパス) 1~3学年次生

男子5名、女子2名